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検索対象事例

キツネ
1982年 宮城県
及川氏の先祖が魚を馬につけて売りに行くとき、人間に化けた狐に魚をよく取られたので、次に声をかけられたときにきっちり縛りつけて捕まえた。同輩は殺そうとしたが及川の先祖は助けてやれと意見し、狐は助かった。その夜、狐が及川家の田圃で唄を歌いながら田植えをし、その田圃はその年豊作になった。それから及川家ではお稲荷さんを祀っている。

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キツネ
1982年 宮城県
魚を馬につけて売りに行く人が、人間に化けた狐に魚をよく取られたので、次に声をかけられたときにはきっちり縛りつけて殺そうとした。それを見た及川氏の先祖が助けてやれと意見し、狐は助かった。その夜、狐が及川家の平貝の沢という田圃で唄を歌いながら田植えをし、その田圃はその年豊作になった。
類似事例

キツネ
1982年 宮城県
田植えの済んだ田圃に悪戯をした狐が捕まり、殺すか殺すまいか議論になったが、助けることにした。田植えのしなおしを準備していた夜、狐が大勢来て夜の内に田植えが終わっていた。その後も狐がその田を世話してくれて、その年は豊作になった。それからその家では明神様として狐を祀り、田植えの日にはご馳走をあげている。
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キツネ,ワカモノ
1938年 青森県
魚売りが若者に化けた狐に化かされて鰯を取られた。
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キツネ
1973年 岩手県
魚を担いでいた人が、女に化けた狐に魚をとられた。
類似事例

キツネ
1982年 宮城県
田植えの手伝いを頼む人が見つからずに困っていた人が、子どもが狐をいじめているのを逃がしてやったら、狐が田植えをしてくれて、その年は豊作になった。
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キツネ
1973年 岩手県
商人に化けた狐が、魚を持って帰る途中の人を騙して魚を取った。
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カッパ
1989年 長野県
川に馬が引き込まれようとしていたので尾を見るとかっぱが尻にぶら下がっていた。殺そうとすると命乞いをするので助けた。すると、欲しいときにはいつでもびく一杯の魚をくれるようになったが、その魚を売ると、それ以後貰えなくなったという。
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キツネ
1990年 福島県
話者の祖父が夜、魚を背負って帰るときに狐につけられて、魚を取られた。蕎麦の畑で芸者が歌ったり踊ったりしているように見えたが、そんなところに芸者がいるわけがないと思えて、狐に化かされていると気づいた。
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キツネ
1935年 千葉県
狐につかまれないために、田圃にいる百姓は帯を前に結ぶ。
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キツネ
1982年 宮城県
寝ろ寝ろ、と声をかけられて服を脱いで寝たら、田圃の中だった。狐の仕業。
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キツネ
1984年 山梨県
母(1873年生)から聴いた話。境川のマエダ集落の人が甲府への行き帰りによく狐に騙された。あるお爺さんが狐の好物を持っていたら子供に化け出たので、馬にしっかり縛って捕えた。村人が集まって、正体を見せた古狐を殺そうかと相談していたら修行の坊さんが通りかかり、命ばかりは助けてやれと言うので助けてやった。捕まったのは雌狐で、坊さんはその番いの雄狐が化けてきたものだった。以来、その狐は人は騙さず、稲作の害になる鳥などを食べて村を助けるようになったので、狐川稲荷として祀った。
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キツネ
1982年 宮城県
農仕事を手伝って米や魚を貰った人が狐に化かされて田圃の中を歩かされ、米や魚を石や砂や泥とすりかえられた。
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キツネ
1982年 宮城県
話者が若い頃の話。あるお爺さんがいつも狐に化かされて魚を取られていたので、長い棒に魚を吊るして短い棒で狐がいると思しき場所を叩いて廻ったが、それでも狐に魚を取られてしまった。
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キツネ
1971年 福島県
朝暗いうちに、交番の方に田植えに行ったら、ここらの得意の魚屋が魚の籠を下ろして這っていくのをみた。狐に馬鹿にされたのではないかというわけだ。しばらく行って、また戻ってきたけれど、そのときには魚はすっかりとられてしまっていた。あとで聞いたら、しょっちゅう狐に騙されて魚をとられてしまうので、こんども俺を馬鹿にするつもりだとおもい、狐の後を追い、戻ってきたら、魚をとられてしまっていたという。その後そこに大きな石があったので、そこに稲荷さまをたてた。それ以来はちっとも魚をとられなかった。
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タノカミサマ
1969年 新潟県
普段は田植え唄を歌うな、田の神様が錠をかけておられる、という。
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タタリ,シチニンミサキ
1965年 高知県
病気上がりの婆さんが便所で倒れ、病は重くなった。見て貰うと、七人みさきがたっているという。団子を7つ握り、線香を焚いてみさき供養をした。そのとき、先祖が難産で亡くなっており、また先祖が他所から来た先祖と一緒に祀っているのも祟っていると言われた。先祖をねんごろに祀り、難産で死んだ先祖を供養すると、たたらなくなった。
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ヤマンバ
1936年 熊本県
魚売が馬に魚を積んでいくと山姥に魚を食べられる。魚売りが木に登って隠れると、山姥は川に映った魚売りの姿を見て川に飛び込み、死んでしまった。
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キツネ
1982年 宮城県
田植えの手伝いを頼む人が見つからずに困っていた人が、山中で「人が足りず困った」と言いながら通ったら、以前助けてやった狐が田植えをしてくれ、その年は豊作になった。
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キツネ
1982年 宮城県
1945年ごろのこと、魚売りが馬に魚を担がせて歩いていたら、狐に騙されて箱を降ろさせられた。
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キツネ
1990年 福島県
夜、魚を持って山道を家に帰るとき、変な方へ行ってしまった。気がつくと魚と思って持っていたのは木の葉になっていた。狐に騙された。
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キツネ
1990年 福島県
狐は家の人に化けてきて物を取る。狐は人間に化けても尻尾を隠せないので、決して前を歩かない。
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