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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヘビ
1981年 和歌山県
目の見えない姑をいびって嫁がうどんだといって蚯蚓を食わせたら、嫁の首に蛇がまきついてとれなくなった。あちこちで懺悔して廻って、蛇は離れた。

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ヘビトシュウトメ
1943年 群馬県
ある家で嫁に虐待された姑が死んだ。その後2度に渡り嫁の夢に老婆が現れ「連れて行ってやるから……」と言い、その都度子供が死んだ。また嫁が箪笥に出入りする蛇を見つけた処、その蛇は姑に似ていたという。
類似事例

キツネ
1928年 新潟県
50年近く前、嫁が姑と畑仕事をしているとき、石を投げたら狐に当たった。3月後、嫁は病気になり、巫女に占ってもらうと狐がついていた。狐が嫁の世話をして欲しいというので、姑は言われたとおりにした。2,3日後、夜中に狐の嫁入りがあり、その後、嫁の病気はよくなった。
類似事例

ヨメノボウレイ,ボウビ
1941年 兵庫県
仲の良い若夫婦を姑が妬み、嫁を池に突き落として殺した。その後、嫁の霊魂によって姑も悩み死んだ。嫁の死んだ池では、度々亡火が目撃されるという。
類似事例

ヨメノレイ
1982年 宮城県
九枚莚の地名の由来は、継子話ではなく、姑の嫁いびりの話で、井戸の中で莚を数えるのは嫁の霊であった。
類似事例

ヘビ
1979年 長野県
姫の汚物を片付ければ嫁にやると約束して、蛇が片付けをしていた。年頃になって嫁に行く時、蛇が嫁にもらいに来た。姫の後を追ってくるので、針を投げると、腹が破れて死んでしまった。蛇の祟りがあるので祠を建てて祀った。
類似事例

ヘッピリヨメゴ
1956年 宮城県
屁っぴり娘が年頃になり嫁にいったが、屁をこらえていたので顔色が悪くなった。心配した姑が話を聞いて、「心配せず屁をたれろ」と言ったので、嫁は「炉ぶつにつかまって」と言ったので姑は言うとおりにした。嫁が屁をやらかすと姑は向い山までふっとんだ。腰をさすりながら帰ってきた姑に追い出されて、嫁は実家にも戻れず、街道をずっと歩いていた。途中木綿屋の前で木いっぱいになった梨を落とせなくて困っていた。嫁が全部取ると言うと、木綿屋のおやじが「取れるもんならとってみろ、とれたら反物をうんとやる」という。嫁が屁をやらかすと梨は大風にあったようにすべてもげた。約束どおり反物をいっぱいもらい家に戻ると、姑ガガも喜び、「お前の屁はそんなに役に立つのなら家にいろ」と嫁はまた家に戻れたという。
類似事例

アクホウ,ヨメガタ
1975年 静岡県
遠州掛川在に嫁が田という所がある。昔、姑が頑愚で、報いを受けるような悪い行いを嫁にしていた。その嫁は、夏の日のことだったので、辛苦に耐えかね田で死んでしまった。すると、たちまち雷が落ちて姑もまた死んでしまった。それ以降、この田を嫁が田というそうだ。
類似事例

ヌマノヌシ
1928年 福岡県
昔、姑が嫁の虐待に耐えかねて、嫁を憎んで沼に身を投げて死んだ。その怨霊が嫁を取り殺し、沼の主になって道行く人にまで祟るようになった。
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ヘビ,ヨメ
1936年 岐阜県
山であった女を嫁にした。嫁は飯を食べなかった。子が生まれる時にその姿を見ないで欲しいと頼まれた。覗き見ると大蛇であった。嫁は目を子の為に残して池に帰った。目を盗まれたので池に行くと残っていた目をくれた。盲目になった嫁の為に寺へ鐘を寄進した。
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ヘビ,カエル
1937年 兵庫県
蛇が嫁に来ると聟がだんだん悪くなる。そこへ六部が来て、「鷺鳥が巣を作っているから嫁が上がれば助かる」という。嫁は蛇の姿に戻り卵を取りに行って鷺鳥に喰われてしまう。六部は蛇に喰われそうになっている蛙を助けたものが化けたのだという。
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イケ,コエ
1936年 岐阜県
姑が嫁に、今日中に田の苗を植えろと命じたがそれを果たせず嫁は田で自殺した。それから何時からか田に水が湧き池になった。天候の変わり目には嫁の泣く声が聞こえるという。
類似事例

タマシイ
1975年 福岡県
お楠という嫁にいびられ、温かい湯さえ飲めずに衰え死んだ姑がいた。姑の魂が浮かばれないまま毎晩戻ってきて、台所の外から覗き込みながら「オクッサオクッサ、アッツイ茶をおくれ」と呼びかけたという。
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ヘビ,タタリ
1959年 岡山県
道通様の信者から嫁を貰う事を昔は敬遠した。これは道通様のオツカイシメが執念をもつとかんがえられたからである。実家に帰りたい嫁を帰さないとその嫁の主人の枕の下に蛇がウジャウジャと出てきて夫を悩ませた。その翌晩には嫁の体が蛇の体に変わった。そのためぞっとして離縁したという話がある。
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ヘビニョウボウ
1937年 兵庫県
昔、嫁が蛇の姿になっているところを見たため、嫁は山へ帰ってしまった。残された子らが母を訪ねていくと、蛇の玉を土産にもらされて帰された。蛇の玉を殿さんに献上すると、親子ともども出世した。
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ヨメノユウレイ
1956年 宮城県
昭和22,3(1947,8)年頃吉田地区の農家の嫁女が姑にいびられて入水死した。その後その嫁の亡霊が時々現れ,家族や近所の人がこれを目撃したと評判になった。
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サル
1982年 宮城県
姑にいびられていた嫁が、浜に海草を採りに行って立派な若者に出会い、そのままいなくなった。その若者は猿が化けていた。何十年かして狩人が恐山で、その嫁が洗濯しているのに会った。そばには小猿がいて、狩人が「帰ろう」と言っても「帰ると猿に殺される。ここで不自由ない」と言った。
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ヨメコロシダ
1930年 鹿児島県
およそ100年前、夏の日に姑から2反もの田植えを命じられた嫁が、夕方に死んでしまった。その後、この田を嫁殺田と呼ぶようになった。
類似事例

ダイジャ,シロヘビ,ヤマガチ
1979年 茨城県
沼の主が蛇である。弁天様の祠を目をつぶって3回廻ると白い蛇が現れるといわれる。ヤマカガシは見られないと大蛇になる。人間が入らない山には大きな蛇がいる。白い蛇は縁起が良いと昔から言われていて、白蛇大明神として祀られることもある。
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キツネ
1991年 奈良県
狐は「うどんを食べろ」と言って食べさせる。けれどもそれはうどんではなく、ミミズをうどんに見せて食べさせるのである。
類似事例

ヘビ
1959年 岡山県
蛇は水神様のお使いである。蛇が木に登ると大水がでる。蛇が川を渡ったら雨が降る。黒い小さな蛇に白い首魂のかかったのはどうつう神の使いだ。蛇を指差すとその指が腐り、殺すとたたりがあるという。蛇の骨がたったら一生患うといわれており、田の中に蛇を捨てると叱られる。
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ムジナ
1988年 群馬県
羽沢で初めての子を1歳で亡くしてしまった嫁がいた。嫁はその初七日の日の朝早くに出かけ、もどり道に前を歩くきれいな男がいたが、その人はいつの間にか消えてしまう。帰ってきてから嫁の様子が変なので、ムジナが憑いたらしいということになり、いろいろと対処するが効き目がない。そのうちに、大仁田村でムジナが鉄砲で撃たれた。すると嫁の病気が治ったので、このムジナが憑いていたことがわかった。キツネはすぐ離れるが、ムジナは馬鹿なのですぐには離れないそうだ。
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