ダレ 1976年 和歌山県 山で突然、腹が減って動けなくなったような状態を、ダレがついたという。手のひらに米の字を書けば治るという。
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ダレ 1974年 奈良県 ダレにつかれると体がだるくなり、腹が減って動けなくなる。米一粒でも食べると治る。腹の上に米という字を書いてもよい。
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ダレ 1985年 和歌山県 ダレは昔に餓死した人の霊が祟るのだといわれている。ダルは腹の減った人に憑くから、山に行っても腹が減ったと思わないようにして帰ってくるようにと言っていた。ダルの1升の目方は小豆8斗というところもある。
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(キツネ) 1990年 長野県 旅をしていて、夕方になると腹が減ったので、馬糞を食べたという。
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ガキ,(ゾクシン) 1939年 和歌山県 腹が減るとガキがつく。
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タリ 1960年 三重県 山の中で急に腹が減って動けなくなる。これをタリに憑かれたという。飯粒1粒でも食べれば治る。山中で死んだ人の霊が、友達を作ろうとして憑く。
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ダリ 1981年 和歌山県 ダリは死んだ人の霊で、腹が減った人にとりつく。取り付かれたら稲荷を祀る人に拝んでもらえば離れる。
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ダレ 1943年 三重県 海上でダレがつくと気が変になる。
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ダル 1974年 奈良県 腹が減ったらダルに取りつかれるという。西中から三浦峠を子どもを背負うて越した時、ダルにつかれた人にあって、おにぎりの食べかけをあげたことがあった。
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オバンサン 1956年 福島県 誰が住んでも寂しくて住みきれないので立ち腐れになっている屋敷がある。ある人がちょっと立ち寄ったら、オバンサンが出てきて「腹減った、腹減った」と言った。
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クワズニョウボウ,クモ 1977年 神奈川県 ある男がご飯を食べない娘を女房にしたいと言っていた所、蜘蛛が娘の姿となってやってきて、ご飯を食べないから嫁にして下さいと言うのでそうしてやった。しかし、確かに夫がいるときは食べないのだが、実はいないときには沢山ご飯を食べていた。これを見ていた近所のおばあさんが夫にこのことを話して知らせると、この女房を追い出そうということになった。
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ダリサン 1974年 和歌山県 ダリさんに憑かれると、歩けなくなってしまう。憑かれたら、手のひらに米という字を書いたり、それを食べる真似をすれば治るという。ダニは行き倒れの人の霊が腹を減らせて側を通る人間に憑くのだという。憑かれたら米を3粒あげるとよい。
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ヒダルガミ 1975年 高知県 山にはヒダル神がいて、腹が減って動けなくなる。だから食べ物を持っていかなければならない。
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ダル 1985年 和歌山県 オオコノサカという所はよくダルが憑く。腹が減って動けなくなり、昼に弁当を食べたとき残しておいた一口の飯のお茶をかけて食べ、手のひらに米という字を書いて食べるまねをしたら治った。オオコは太古と書き、そこには死んだ人の魂があるのだという。
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ダリ 1981年 和歌山県 ダリは腹が減った人に憑く。飯を食えば離れる。ダリに取り付かれて死んだ人はいない。
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ダル 1957年 和歌山県 スエクニは昔旅人が餓死したところで、その霊を山のウネに祀っているがそこを通ると急に腹が減り動けなくなることがあった。そんな時は米を一粒でも拾って食べればよい。
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ダル 1985年 和歌山県 ある人が友達と連れ立って尾根道を歩いていたら、一人が腹が減ってどうにもならなくなった。年上の友達が宿までどうにか連れてきて、食べ物を一膳食べさせるとまるで嘘のように治った。これはダルに憑かれたということだった。
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ガキ 1975年 新潟県 こしき落しという断崖の近くを歩くと、よくガキにつかれ、飯を食べて家を出ても急に腹が減って力が抜け、冷や汗が流れる。死んだ子の霊が飢えに苦しんでいるからだといい、弁当を後に投げてやるともとに戻る。海でガキにつかれて腹を病んだら助からない。
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ウミデシンダヒト 1956年 東京都 海で死んだ人の霊が、人に憑いて「水をくれ」と言った。
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(ゾクシン),イキリョウ 1935年 山口県 生霊が人に憑くことがある。頭にとり憑き、女の場合はそこの毛がもつれて解けなくなる。取りつかれた人は気が狂ったようになる。
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ダリ 1981年 和歌山県 仕事に行ったら腹が減って動けなくなり、這って帰っていつもの2,3倍食べた。ダリに憑かれた。ダリには姿がない。
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