カミカクシ 1960年 神奈川県 神隠しにあった人が3日ほど行方不明になった後に城山のほうから戻ってきた。それからは天狗小僧と呼ばれるようになった。
類似事例 |
|
キツネツキ 1964年 福島県 きつねにだまされて山から戻ってこなくなった人がある。
類似事例 |
|
ユメ,ムシノシラセ 1936年 鳥取県 北海道にいた時、弟がお婆さんを連れて北海道へ訪ねて来た夢を見た。その服装が冬だというのに白い着物、しかも夏衣装だった。その夢を3回も見たので、電報で照会してみると、不幸があったということだった。
類似事例 |
|
ウシオニ 1991年 島根県 ある男が海辺で寝ていると牛鬼が出てきて男の名を呼んだ。男は念仏を唱えると牛鬼は逃げた。その後、男の髪の毛が抜けた。
類似事例 |
|
キツネ 1985年 和歌山県 山にシタガリに行ったときのこと。山に登っていくと、下から「戻ってこい」と呼ぶ声がしたから戻ったが、誰もそんなこえはかけていなかった。キツネの仕業。
類似事例 |
|
キツネ 1989年 鹿児島県 昔は町に行って鰯をかついで戻ってくると、戻ってきたときにはその魚がないことがあった。
類似事例 |
|
テング 1950年 埼玉県 男が行方不明になり半月ほどして馬鹿になったようにしてひょっこり帰ってきた。天狗に連れられずっと木の上にいて、食べ物は天狗が運んできてくれたという。
類似事例 |
|
テング 1981年 和歌山県 天狗松を買って家を建てた人が行方不明になった。10日ほどして戻ってくると、「神様ににぎやかなところに連れて行かれ、木の葉の餅を食べた」と言った。
類似事例 |
|
カミカクシ 1973年 岩手県 数年前のこと。近所の子供が行方不明になった。帰ってきた後聞いてみると、何かに憑かれて1日中歩き回っていたといった。
類似事例 |
|
エビスサマ 1973年 富山県 一月二十日はエビス様が再び北海道へ稼ぎに旅立ちされる日だという。
類似事例 |
|
タヌキ,ムスメ 1938年 長野県 男が森に入ると狸が美しい娘に化ける。男は気づかずに娘と山の中へ入っていったが、娘は狸に戻り、男は逃げ出した。
類似事例 |
|
ヤマンバ 1995年 島根県 2月9日には山ン婆が飯を炊くというので、この日に山に行ったり木を切ったりしてはいけない。山ン婆のことを、山の神さま、あるいは、天狗さまの女房とも呼ぶ。
類似事例 |
|
ヤマンタロウ,カワンタロウ,カッパ 1949年 熊本県 河童は年に二度、山と川を去来する。山にいるときは山ン太郎、川にいるときは河ン太郎と呼ぶ。
類似事例 |
|
テング,ヒノタマ 1956年 群馬県 川にも天狗がいる。川で漁をしている男がいて、ある日、ばかに魚がとれる日があった。男が薄気味悪くなって来た時、ゴロゴロッと石の落ちる音がして火の玉が転げてきた。それと同時に網が急に重くなり持ち上げられなくなった。男は「天狗が出た」と叫んで逃げ帰り、2,3日寝込んだという。
類似事例 |
|
キツネ 1999年 佐賀県 子供が行方不明になり、3日後戻ってきた。いままで何を食べていたか聞くと「うどん」と答えた。手にはミミズが握られていた。キツネにだまされたらしい。
類似事例 |
|
オテングサマ 1953年 埼玉県 若い男が、お天狗様に山に連れて行かれた。三年後帰って来たが、その男は何一つせず、笛ばかり吹いているようになった。
類似事例 |
|
キノコザワノヌシ 1952年 神奈川県 キノコ沢の主に飲まれて、行方不明になった男がいる。
類似事例 |
|
ユメ 1973年 新潟県 昔、春に男2人が山に入り休んでいた。寝ていた男の鼻から蜂が出てきて佐渡の方へ飛んでいった。暫くすると蜂が戻ってきて男の鼻へ入った。男は夢で佐渡のある寺の椿の下に甕が埋まっている夢を見たといった。寺に行くと甕は実際にあった。
類似事例 |
|
キツネ 1939年 青森県 北海道から帰ってくる夫を待っていると、向こうからやってきたが、様子がおかしいので狐であると気付いた。逃げたが追いかけてきて、森の中から豆を降らせたりした。
類似事例 |
|
ヤマノモノ 1983年 岩手県 大勢子供がいる家族の娘が、桑刈りの合間に行方不明になった。それから何年もした風雨の激しい日に娘は帰ってきた。何年も山で暮らし、髪も顔も山の者になっていた。家族は味噌汁など作って歓待したが、娘は「辛くて食べられない」と泣きながら山へと帰って行き、山で山の者として暮らした。
類似事例 |
|
エビスサマ 1973年 富山県 11月20日は、北海道まで稼ぎに出掛けていたえびす様が、今まで稼いだお金を持ってお帰りになる日だという。
類似事例 |
|