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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

キツネ
1978年 山梨県
夕方、皆で草取りをしていたらいい自動車が止まって、乗せてくれると言う。皆乗せてもらっていい気分でいたら、車内で持っていた鎌が触れ合って音を出した途端に車は消え、みな地面に座り込んでいるのに気がついた。狐の仕業。狐は金属の音が嫌いなので、夜道は鍋などを鳴らしながら歩けば化かされない。

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キツネ
1988年 茨城県
狐に化かされると馬が進まなくなる。煙草をすうと狐はいなくなる。狐は火が嫌いだから、提灯を持っていくのもいい。
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キエタヒト,トラック
1987年 奈良県
日暮れにトラックで街道を走っていたら、ある人が乗せてくれと言うので乗せた。それで、降りる所に着いたので見たらいなかった。振り落としたのかと思って探してもいなかった。戻ってその人を探してみたら、当人は乗せてもらっていないと言った。
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キツネ,フルッコ
1995年 愛知県
狐に化かされて、車で送ってもらったつもりにさせられた。お礼を言ったら窓から顔を出したが、近所にないえらいいい男だった。古い狐を古っ狐といい、とても力がある。
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キツネノハナ,キツネ
1938年 長野県
夕方、狐の花をとるとその晩狐に化かされると言われている。
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キツネニバカサレル
1983年 山梨県
狐にだまされて川の中を歩いていた人は、家に帰って気がついた。
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キツネ
1958年 岐阜県
ある男が山に行って狐に化かされた。三井鉱山の旦那衆と酒を飲んでいるつもりで、木の切り株をたたいていた。馬に乗せて連れて来たら治った。狐に化かされた人は、馬に乗せると本性にかえるという。
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チョウチン,キツネノフイタアワ
1972年 千葉県
夜道を歩いていたら、提灯がたくさんついているのが見えた。橋の所まで来たらみな消えてしまった。人に話したら、その提灯は狐の吹いた泡だろうと言われた。
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キツネ
1978年 山梨県
近所のおじさんがよく狐に化かされて、夜中に下肥溜めに入って「いい湯だ、いい湯だ」といっていた。
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キツネ
1933年 鳥取県
おこん狐という狐がよく人を化かした。ある男が川の中で網泥を一生懸命かぶっている狐をみつけたが、その狐が立派な女に化けて馬に乗せてくれという。馬に乗せて連れて帰り、火であぶったので、狐は正体を現した。人を化かさず、ここにすまないことを約束して許してやった。数年後、伊賀の山辺で娘に化けたおこん狐に会った人があるという。
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キツネ
1980年 秋田県
ある男が山に行って帰ったこなかったので探したら、「いい姉様に連れられて歩いているうちに迷ってしまった」と言った。狐の仕業。
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ムジナ
1935年 新潟県
夜道を歩いていると、9月というのに盆踊りの声や太鼓の音がする。おかしいと思っていると、聞こえなくなった。これは狢がいろいろな音を出していたからだろう。
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カイナン
1973年 富山県
北前船には女は乗せなかった。乗せると海難があるといわれた。
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キツネ
1955年 静岡県
ある人が夜、小屋にいると火振りで鮎を捕る音がする。河原に行っても誰もいない。いったりきたりしていたら屋根の上に狐がいて、音を出していた。それでその狐を捕えた。
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キツネ
1972年 千葉県
狐に化かされそうになったら、足元を見るといい。狐はばれたと思って逃げていく。
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キツネ
1931年 長野県
夕方、蕎麦の花盛りの畑の中を、着物を尻までまくって歩いている人がいた。狐に化かされ畑を川に見せられたのである。油揚げを皆食われてしまっていたという。
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ムエンボトケ
1974年 栃木県
1971年のこと。ある男が夜遅く車で足尾を通りかかったら、子持ちがいたので乗せてやった。どこまで行くのか聞こうとしたら、車内に姿はなかった。その男はその後、入院したという。無縁仏が祀ってほしくて出たらしい。そこを車で通る時は、窓を閉めてタバコを吸って気を静めろと言い合っている。
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ムジナ
1972年 千葉県
仕事の帰り、いい月夜だと思って歩いていたが、その日は月の出ない夜だった。ムジナに化かされたのだろう。
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ユウレイ
1959年 静岡県
台風で亡くなった人の死骸があった川口を自動車が通ると幽霊が乗せてくれといって車に乗る。全滅した熊坂まで走ると座席からいなくなっているという。熊坂にお帰りになるのだと言われている。
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キツネ
1982年 東京都
狐はチョウチンをつけてきて、人に車の音を聞かせる。近くまでくると、チョウチンも車の音も消えてしまう。
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タヌキ
1979年 岐阜県
炭焼きをしていたときのこと。夜、窯をきれいにしての帰り、後ろでボンボン音がする。立ち止まると音も止まり、歩き出すと音がする。道路に出て荷を降ろしたら、大きな人が目の前にいて、見ているとさらに大きくなり、被さってきた。狸の仕業。
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ヌレオンナ
1991年 静岡県
夜、国道150号を車で走っているとずぶ濡れの女性が立っている。車に乗せるといつのまにか消えていて、シートが濡れている。
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