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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

テング
1988年 富山県
呉服屋の長男が行方不明になり、何十人前のご馳走をしてくれと言われたので用意しておくと、姿の見えない者がみんな食べていった。

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テング
1981年 和歌山県
行方不明の人は三里ヶ峰の天狗に捕られたと言われる。木之川の観音堂の近くで炭焼きをしていて天狗に捕られたらしく、行方不明になった人がいる。
類似事例

キツネ
1990年 長野県
昔、ご祝儀に呼ばれて荷物を馬に積んでいくと、帰りが遅くなってきつねに化かされることが多かった。引き出物のご馳走を鞍からおろして一緒に祝っているところへ人が来て、何をしているのかと言われてはっと気づくということが何度もあったという。ご馳走だけ全部食べられていたという。
類似事例

キツネ
1975年 鳥取県
行方不明になった人を探しに行くと、山の中を狐に引っ張りまわされたあげく、行方不明になった場所とは反対の方角で発見されたが、半年ほど経って死んだ。
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カワウソ
1991年 石川県
暗い森に迷い込んだ人に提灯の明かりが見える。そちらに行くとさらに迷って川や沼にはまって行方不明になる。カワウソのしわざ。カワウソにやられて行方不明になった人の供養の豆堂がある。
類似事例

テング
1988年 富山県
一本杉の天狗が近くの家にきて「今夜寄り合いがあるからご馳走をしておけ」と言った。座敷に並べておくと、話し声がして、それが聞こえなくなってから戸をあけてみるとご馳走がくちゃくちゃになっていた。
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オナンガブチ
1991年 山梨県
昔、おなんという下女が粗相をして主人に叱られ、桂川の支流に身を投げた。これをおなんガ淵と呼ぶ。その後、村人が膳椀何人前と書いて、付近の岩の上に置いて頼むと、翌朝その数だけ用意された。ところがある時、10人前借りて5人前しか返さぬ人がいて、その後は貸さなくなった。その膳が淵の近くの神戸和彦氏方と都留市夏狩町の宝鏡寺に保管されているが、それは黒い漆塗りで、それに朱で稲の蒔絵が描いてあるという。
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キツネ,タタリ
1988年 茨城県
炭焼き小屋にご馳走をえおいておいたら狐に食べられたので、狐を殺した。するとその人の親が病気になってしまった。調べると祟りだと言われ、塩や線香でお祓いをした。
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キノコザワノヌシ
1952年 神奈川県
キノコ沢の主に飲まれて、行方不明になった男がいる。
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テング
1981年 和歌山県
天狗松を買って家を建てた人が行方不明になった。10日ほどして戻ってくると、「神様ににぎやかなところに連れて行かれ、木の葉の餅を食べた」と言った。
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カミカクシ
1975年 高知県
昭和25年、若い母親が5歳の長女と3歳の長男を連れて山畑で働いていた。午後七時ごろ、長男が帰りたがるので姉と一緒に帰したが、それきり長男のゆくえがわからなくなった。部落の男たちが捜し歩いたが何のてがかりもなかった。
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キツネ
1999年 佐賀県
子供が行方不明になり、3日後戻ってきた。いままで何を食べていたか聞くと「うどん」と答えた。手にはミミズが握られていた。キツネにだまされたらしい。
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キツネ
1991年 石川県
ある男の人が狐にだまされて行方不明になった。太鼓を叩いて探したら山で見つかった。木の実なども食べていたが、狐に騙されて糞を食べさせられたのだろう、ということになった。
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キツネ
1939年 岩手県
若者が狐にだまされている油売りの姿を見つけて見物していたが、油売りも狐もいつの間にか消え、自分たちの用意したご馳走もなくなっていた。
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キツネ
1997年 茨城県
おばあさんが突然行方不明になったので、探していると、稲の苗の中でしゃがんでいるのを見つけた。何をしているのかと尋ねると、「今この人の髪を結っている」と答えたので、みんなは、おばあさんが狐に化かされたのだと思った。
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コウシントウ,ヤマブシ
1976年 新潟県
孫右衛門の長男が庚申塔の前で孫に放尿させた。すると長男は病気にとりつかれ、口が曲がってしまった。孫右衛門は山伏のお告げに従い、庚申塔を供養して不敬を謝ったところ、長男は元気になった。
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バカサレタハナシ
1981年 和歌山県
話者の父が結婚式の帰り、自転車にご馳走をつけて走っていたらとんでもないところに連れて行かれ、ご馳走をとられた。何かに化かされた。
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ジンジャノキ
1960年 三重県
神社の木を切って売ろうとした者は体がしびれてしまい、その木を積んだ船は行方不明になった。
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オオサキ
1966年 埼玉県
オオサキに憑かれるとご馳走を食べたがる。食べる割には体が弱り病気になる。ご馳走を持っていくと布団をかぶって食べる。この病人が転がるようにして苦しんだ後で死んだように静かになったときは、オオサキが離れたのだという。
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テング
1988年 富山県
ある家の主人が杉の木の下に草履を脱いで行方をくらました。村中総出で井波のオハリテ山に捜しにいったが見つからなかった。いなくなった日に座敷にご馳走を並べておくと、姿はみえないが全部食べて行く。これを毎年やっていて、その男は天狗になったといわれている。
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テントウバナ
1975年 岡山県
人が行方不明になると、テントウバナを燃す。煙の方向で行方不明者の行方を悟ることができる。また、人が危篤状態に陥った際、テントウバナと箕で招き返すと生き返る、あるいは死者の霊がよみがえるともいう。
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カミカクシ
1973年 岩手県
数年前のこと。近所の子供が行方不明になった。帰ってきた後聞いてみると、何かに憑かれて1日中歩き回っていたといった。
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