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検索対象事例

キツネ
1984年 山梨県
小明野の狐塚に住んでいた狐は物を盗り、吉田の者が油ものなんかをここから買ってくるときには、狐にばかされて必ず盗られて家へ持ってこられなかった。

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キツネ
1984年 山梨県
吉田へ行ってこんぼうとザルを買って来て、来る途中で見たらなくなっていた。西方寺のむこうに狐塚というところがあって、狐に化かされて、そこで狐に盗られてしまったのだ。
類似事例

キツネ
1985年 山梨県
谷村から油揚げや魚を買って提灯を下げてくるとキツネに途中で盗られた。
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キツネ
1955年 静岡県
ある家で狐を縁の下にたくさん飼っていた。その狐が人に憑いて言った事。「ある家に札を盗りに入ったとき、箪笥の引き出しに7週間も閉じ込められた。そのときが一番せつなかった。」
類似事例

キツネ
1971年 岐阜県
魚や油を持っていると、その手が重くなってくる。持ち替えるときに狐がぐるっとまわってきて油を飲んでしまうのだという。家に帰ってみると、空になっている。
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キツネ
1941年 新潟県
おべん狐は、石を転がしたり、途中でお土産を持って居眠りしてしまった人のご馳走を取ったり、人を路に迷わせたりする。他にも、嫁入りのためであろうか帯を盗ったりするので、おそらく女の狐なのであろう。稲荷社と結び付けられることもある。
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キツネ,ジュウエンサツ
1954年 青森県
昔、大きな店の銭箱の銭がよくなくなった。向かいに住む家の者が狐を持っていて、盗らせていると言われていた。最近では、郵便局で金がなくなる。10円札などが、見ている目の前で柱をすっすっすっと上っていくことがある。
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キツネ
1985年 新潟県
隣村に油を買いに行った帰りに道に迷わされて、気づくと油は全部なくなっていた。狐の仕業。
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ユウレイ
1974年 東京都
築地にあった御救小屋が愛宕に移されたのは夜中に焼死者の幽霊が出るためだという。しかしその正体は人を驚かして物を盗ろうとした盗賊だった。
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キツネ
1938年 長野県
夕方、婚礼の話をしていたらその晩ばかされる。また、狐にばかされて一晩中山の中を駆け回った話がある。
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キツネ
1974年 宮城県
ある人がある晩に酒を飲んで家に帰る途中、狐にばかされた。自分の家に帰ったように錯覚させられ、座主から買って帰ったおみやげを子供に出したつもりでいたが、狐に食べられてしまった。その時に出していた缶詰には狐の歯形がついていたという。
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キツネ
1937年 福井県
夜になったので家に泊めてもらった家には白いものを着た死人がいた。油を切らすと火が消えるというので、持っていた油を次々と足していった。後ろからたたかれて気がつくと、芋畑に座って里芋の葉に油を注いでいた。白狐に騙されて油を舐められてしまったのである。
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キツネ
1985年 山梨県
Aさんの父親がゴシューギに行ってするめをもらってきた。白須の魚屋さんの通る旧道を通るときに盗られてしまった。きっとキツネに騙されたのだ。
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カブソ
1994年 富山県
人が町に行って油あげなどを買ってくると、かぶそに取られるという噂があった。
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キツネ
1938年 長野県
狐にばかされると「ため」のお湯に入って、みみずの「そば」を食べさせられる。
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キツネ
1936年 新潟県
三老狐の女狐は、人に蕎麦畑を3回めぐらせたり、水溜りのような幻覚を見せたり、人間にばけて弁当を盗ったりした。犬には弱いようである。
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キツネツキ
1964年 福島県
きつねにばかされて道に迷わされた人がある。
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キツネ
1976年 山口県
たばこ葉に覆いをかけていると、誰もいないのに浪花節や木をカチカチ割る音が聞こえてきた。きつねにばかされていると思って、家に帰った。きつねにばかされるときは足の先から髪の先までカーッとしてくる。
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キツネ,タヌキ
1998年 奈良県
お祖父さんが川で魚釣りをしていた。釣った魚は横に置いていた。すると、家が火事になったように見えた。慌ててお祖父さんが家に行ってみると、火事になってはいなかった。戻ってくると、魚が全部盗られていた。狸か狐かが騙したのだろう。
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キツネ
1973年 岩手県
根岸集落によく狐にばかされる人がいた。建前の餅を貰った帰りなどに、狐に化かされて川の中を歩かされて、餅を取られたりした。
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キツネ
1990年 秋田県
買ってきたものを家に帰ってみんなに見せたと思ったらそこは野原で、全部もっていかれてしまっていた。狐にだまされていた。
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キツネ
1933年 長野県
油を買いにいった帰り、茶屋の前を通ると年増だが垢抜けした女が手招きしたので、油を女に預けて酒を飲んだ。茶屋を出て帰るとき油がなくなっていることに気づいた。狐に化かされたのであった。
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