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検索対象事例

カッパ
1921年 長崎県
江戸時代、福江の町人が日の暮れた秋の夕方に石橋の上で河童が相撲をしているのを見た。河童と勝負をして勝ち、腕抜いて家に持ち帰ると、毎夜、河童が腕を返してくれと頼みにきた。返してやるとその家を守護することを約束し、その証にと重く青い石をおいていった。その石は今でも福江波止場の一隅に置かれている。

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カッパ
1994年 熊本県
厠で河童が和尚に悪戯をし、腕を取られてしまう。河童は美女に化け、腕を返してくれるよう毎日懇願する。哀れに思った和尚から腕を返してもらった代わり、カンゾー淵からシュージ渕の間では、子供には悪戯しないし水死者も出さない、と約束した。
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カッパ
1985年 熊本県
悟真寺の開山和尚がある夜用便をしていると、河童が現れ尻をなでた。和尚は怒り河童の腕を追ってしまった。それから河童が夜な夜な腕を返してくれと言って現れるので返してやったら、それ以来中宮川の一部で子供の水難者がでなくなった。
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カッパノヒヤク
1986年 埼玉県
池山と呼ばれる池があった。農夫がここで草を刈っていると一匹の河童が現れ、いたずらを始めた。追っても追ってもいたずらをやめないので、農夫は持っていた鎌で河童の腕を切り落とすと、河童は池の方へ逃げて行った。農夫はそれを持ち帰った。その晩、農夫の家に河童が美しい女の姿で現れ、昼間の行いを謝罪し、腕を返してもらうよう頼んできたので、農夫は腕を返してやった。すると河童はお礼に、切れた腕でも足でもつなぐ薬の作り方を教えて立ち去った。
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カッパ
2002年 山梨県
農家の池の河童が毎夜厠に現れて手を出すので、包丁で手を切り落とした。傷薬の薬方と引き換えに腕を返した。その河童と関係する河童石というものがあった。
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カッパ
1921年 長崎県
福江に河童の霊と交感する霊媒師の男がいた。大圓寺川にすむがあ太郎と親友で、河童と相撲を取るのが好きだった。河童の霊により、男は病気の者の運命が判ったということである。
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カッパ
1979年 岐阜県
徳川三代将軍の時代に建てられた道場に、丈元という僧がいた。小姓淵の河童が毎夜胡瓜を盗みに来るので、丈元は捕らえて腕をもぎ取ってしまった。河童は泣きながら跪いて「以来この川筋には棲まないから腕を返してください」と謝ったので、証文を取って腕を返した。以来この川筋から河童はいなくなった。この証文はもう今はないという。
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カッパ
1957年 新潟県
馬が暴れるので引っ張りあげると、河童も一緒についてきた。翌日馬小屋に目の光るものがいたので、河童だと思って腕を切り落とした。その腕を返してほしいと来た河童は、代わりに妙薬アイスの処方を教えた。
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カッパ
1949年 熊本県
河童の腕は抜けやすい。
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カッパ,ウデ,タタリ
1915年 新潟県
あだ名を河童六という百姓がいた。その先代の者が河童と戦って片腕を切り落とした。河童が哀願したにもかかわらずその腕を返さなかった。そのため河童の恨みを買い、その子孫は代々手に黒い色の筋があるという。
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カッパ
1958年 三重県
江戸時代、赤羽川を馬で渡っていると、河童が水中から馬の尻尾をつかんだので、その腕を切り落とした。湊家の血族に害を与えないことを誓った詫証文を書き、ようやく許されて腕を返されたという。
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カッパ,クスリ
1953年 群馬県
医者が往診の帰り、山道の途中の川橋で馬が動かなくなり、暗闇の中で医者は刀を振り、切り落としたものを家で見ると河童の腕だった。夜河童が訪れ、腕を返すとお礼に膏薬の作り方を教えてくれた。
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カッパ
1975年 福島県
河童が座ったようなくぼみのある石が2つあり、親河童の石、子河童の石と呼ばれている。そのくぼみに石を当てられればいいことがあるという。
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カッパ
1935年 新潟県
馬の脚を引く河童の腕を切り落とした。その夜、河童がやってきて手を返して欲しいと言う。手を返す代わりに妙薬の調合法を教わった。
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カッパ
1985年 熊本県
網にかかった河童の腕を切り落としたところ、子河童が現れ腕と引き換えに赤痢止めの妙薬を伝えた。
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カッパ
1976年 宮崎県
日向国で河童に足を掴まれた為に、その手を切り取って持ち帰ったところ、毎夜河童が現れ手を返してくれるように願った。返す代わりに妙薬の仕法を教わった。
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カッパ
1980年 新潟県
お爺さんが仙納の川の河童の手をもぎとった。河童は手を返してもらいたいので、お酒、魚を持ってお爺さんのところへ頼みに行った。お爺さんは、河童に、人が採った魚を横取りしない事を約束させ、手を返したという。
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ガワッパ
1985年 熊本県
種山の河童膏薬は便所に現れた河童の腕を切り落とした老人が腕と引き換えに教わったもの。そのとき同時に川岸に石塔を建て、それが腐るまで子供を川に引かないと約束させた。
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ガアタロ
1934年 長崎県
壱岐の島にはがあたろがいる。河童のことである。昔、ある家に忠実な河童がいた。この河童がこなくなってから、その家は滅んだという。
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ガラッパ
1982年 鹿児島県
八間川の堤防である人が河童が相撲をしているのを見た。1匹の強い河童に次々交代して河童がかかっていった。負けたら皿の水がなくなるので川に飛び込んではかかっていっていた。
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カッパ,カッパノテ
1982年 新潟県
権左衛門が川原で新田掘りをしていると、夕方12、3歳の子供がきて尻をつつくので腕をつかまえたら抜けてしまった。それから毎晩河童は腕をもらいに来るので土塩の子供をとらないように約束させて返してやった。返礼に毎晩魚を持ってきて入口のミノかけに下げていっていたが、気味が悪くなって鉄のくぎにしたらそれ以来こなくなったという。
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カツパ
1949年 熊本県
河童の腕を抜いたつもりでみたら一本の藁しべだった。
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