カッパ,ガラッパ 1971年 鹿児島県 ガラッパが朝早く、暗いうちから川の土堤で相撲を取っていた。相撲を取っては淵に飛び込み、また岩の上に上がってきては相撲を取ったという。
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カワウソ 1994年 富山県 田んぼの中で和尚さんと相撲を取るといいながら、稲と相撲を取っている人がいた。おそらくかわうそに騙されたのだろうと言われている。
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ヤマノヌシ,テング 1973年 山梨県 大和田山で杣が仕事していると1人の小僧が相撲を取ろうと言う。仕方なく相撲を取ろうとすると山の上から「そんなものと相撲を取ると死んでしまうぞ」と声がする。その声に驚き杣が相撲を取らずにいると小僧はどこかへ行った。小僧は山の主(天狗)が化けて出たものである。
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スモウヲトルオトコ 1987年 富山県 酔った人が帰り道に男と相撲を取った。一晩中していたが、決着がつかないので朝になって見てみると、相手は木の切り株であった。
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タヌキ 1983年 香川県 ウシンブチ、ウマンブチというところに住んでいる狸が、通りかかった男に相撲をとらんかと言ってきた。男が相撲をとっていると、狸はいつのまにか墓石になっていて、男は血だらけになって死んだ。
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キツネ 1955年 山形県 男が法事の帰り、餅を持って高登楼という所に来たら、狐が知人に化けて相撲を挑んだ。男が重箱を置いて相撲を取ろうとしたら、狐は重箱を持って逃げた。
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ガッパ 1975年 長崎県 2、3年前に実際にあったことである。ある人が畑でガッパに相撲を取ろうといわれ、終日相撲を取った。その人が勝ち、途中までリヤカーを引かせて帰った。
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ガラッパ 1982年 鹿児島県 何日もガラッパに相撲を取らされていた人は病気になり、やがて死んでいった。
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オテングサマ 1953年 埼玉県 若い男が、お天狗様に山に連れて行かれた。三年後帰って来たが、その男は何一つせず、笛ばかり吹いているようになった。
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ガラッパ 1982年 鹿児島県 毎日ガラッパと相撲を取っている人がいる。
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ケンムン 1977年 鹿児島県 昔、美人妻を持つ男がいた。一人の男がこの妻に横恋慕した。その男は、妻を持つ男を漁に誘い出して殺した。男は村に帰り、美人の妻に夫は死んだから自分と結婚するように説得した。妻は男に、木を抱けば結婚すると条件を出した。男が言われた通りにすると、妻は男の掌を釘で打ち付けて殺した。男は7日7夜泣き、ケンムンになった。
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カッパ 1976年 大分県 河童は、よく人を相撲に誘う。皿に水があるときは人間の何十倍という力があるので、「逆とんぼりしよう」とか「逆相撲をとろう」というと逃げていく。仏様を拝んでから行くと、河童は「お前の目は光るからやめた」と言って姿を消したという。相撲を取ろうと迎えに来る河童もいる。酒に酔ったときに呼びに来るという。海に投げ込まれたり、朝まで相撲を取り続けて死んでしまう人もいたという。
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セイクロウモヂナ 1939年 神奈川県 昔、火の番が高松宮様のそばの川まで来たとき、モヂナが出てきて相撲を取ることになった。一晩中相撲を取っていたが、腰につけていた提灯の火が着物に燃え移って焼け死んだ。
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キツネ,オトコノコ,チャガラコ 1929年 青森県 男が田に水を入れに行こうとした途中で休息していると、提灯をもった15歳ぐらいの男の子が近づいてくる。遊びがてら迎えにきたと言う。怪しいと思った男は、鍬で一撃をくらわした。急いで家に帰った男が翌日その場所に行くと、狐が一匹倒れていた。
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キツネ 1973年 岩手県 狐が2匹、裏山の畑で相撲を取っているのを見たことがある。
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カッパ,ガラッパ 1971年 鹿児島県 ガラッパは相撲を取ろうと言って来る。ガラッパに相撲で勝つと、川の中から次から次へと上がってきて相撲を取る。頭の皿の水がこぼれると力が出せない。
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カッパ 1992年 熊本県 相撲好きの河童が、ほろ酔い気分の男に、試合を挑んだ。夜通しの相撲になったが、光がさして、夜が明けると河童が逃げ出し、男は助かった。
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オニ 1936年 鹿児島県 ひとりの男がいた。あるとき男が豚と馬を鬼が食ってしまった。男は木に登って逃げたが、池に姿が映っていた。鬼は池の中に男が居ると思って水を飲み干した。その後で上にいる男を見つけ登り方を聞くが、男は嘘の上り方を教えた。最後に男は神様に降ろしてもらった綱で天にのぼり、それを真似しようとした鬼は途中で綱が切れて死んでしまった。
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ガラッパ 1982年 鹿児島県 昔ある人が田からの帰り、淋しい川辺でたくさんの河童が相撲をしているのを見た。見つかって相撲を挑まれたので、倒立できたら相撲をしようといった。河童は倒立して頭の水を失い力がなくなったので相撲に勝てた。
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アモレヲナグ 1928年 鹿児島県 ある男が夜道を歩いていると女に呼び止められた。しかし女の正体はアモレオナグで襲われた男は命からがら家に逃げ帰った。男は扶助の祈祷の効き目もなく、何かに疲れたように息を引き取った。
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シバテン,シバテング,テング 1915年 高知県 川のあたりを通ると、3尺ぐらいの裸の子供が出てきて相撲を取ろうと言う。これが芝天、もしくは芝天狗である。その人は必ず求めに応じて相撲を取る。他の通行人が見ると、本人は芝天と相撲を取っているつもりでも、棒に抱きつき藁束を捻じ伏せているのだという。
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