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検索対象事例

カッパ
1935年 福岡県
6月晦日に牛馬に笹の葉の混じったものを与えない。これは河童が笹の葉を食った牛馬は目方が重いので、好んでさらっていくからという。

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カッパ
1935年 福岡県
豊前では5月節句に牛馬に与える秣に笹の混じるのを忌む。この日に牛馬が竹類を食べるのを覚えると、後日繋ぎ縄を噛み切って山野に出て、河童にやられるからという。
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スルスミ
1974年 静岡県
源頼朝が梶原景季に与えた磨墨という名馬は、当時の持ち主である梶原頼実が駿河の狐崎で死んだ時、その場所の笹葉を食い切って死んだという。その場所の笹葉は食いきった様に生じるという。
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(ササウオ)
1980年 岐阜県
淡海立綱という人が浪花の蒹葭堂を訪ねた時に、飛騨の山川で獲れた笹魚というものを出した。それは少し笹の葉が変化しかかったものや、まもなく魚になるものまで集められていたという。
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(ササウオ)
1980年 岐阜県
飛騨国の谷間には笹が多く生えているが、その中に魚の形に似た物が生える時がある。頭と思われるところが笹に付いており、3月から4月になると動き出し、水中に落ちると魚になる。ゆえにその地では笹魚と呼ばれている。
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(ゾクシン)
1975年 愛媛県
奈良原山の熊笹の葉を持ち帰って牛馬に食べさせると、病気にかからないという。
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センゾノヒト
1970年 山梨県
8月16日の送り盆には茄子・胡瓜・うどんで作った牛馬を桂川に流す。これは、先祖の人が牛馬に乗って帰るという意味である。
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(ササウオ)
1980年 岐阜県
飛騨国高山府に、滄洲という人が珍しい物を送った。それは笹についている葉の部分に、魚のような形状のものが付き、それが3月や4月の頃、枝を離れて水中に落ちれば笹魚という魚になるという。
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イワナ
1936年 岐阜県
笹餅を作って端午の節句を祝っていると旅僧が現れ笹餅を村人から貰ってまわった。翌日岩魚釣りに出かけた人が1尺程の岩魚が笹餅を食べて死んでいるのを発見した。それ以来笹餅を作らなくなった。
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イノシシ
1989年 奈良県
8月15日産まれの犬を連れて体に笹の葉の生えた猪を追っていたが、逆に追いかけられたので逃げた。次の機会に、この猪を撃ち取ったという。笹の生えた猪は猪笹王のことなのか、劫を経た猪のことなのかは聞き漏らした。
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テング
1922年 神奈川県
八手の葉は天狗が団扇に使うのでこれを天狗ッ葉という。
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シロヘビ
1973年 三重県
猟師が猟に出たところ、笹が一面に茂っているところで犬が吠えだして動かなくなった。すると笹がさっと両側に退いていった。神の使いである白蛇が通ったに違いないという。
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テンテコササ,マヨケ,(ゾクシン)
1960年 愛媛県
盆の15日のテンテコ踊りの笹を持ち帰り、家の出口にさしておき、翌年のテンテコ踊りの日に海に流す。この笹をてんてこ笹といい、魔よけとしている。
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カワタロー,カッパ,(ゾクシン)
1988年 福岡県
竹に竹筒とキビナゴを内包したツトを結びつけたものをコガワ(満川)の牛馬の汲ん場(水場)に立てる。これは、牛馬がカワタローに引かれないようにするためだという。
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カッパ
1985年 熊本県
イシダタミという結い方で牛馬を繋いでおくと河童に引かれない。
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オショウライサマ
1985年 愛媛県
お盆に仏壇の前に飾る笹の葉がビーッとなると、オショウライサマが来たしるしとして、ありがたがられる。
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(タヌキ)
1974年 愛媛県
昭和25年の夏頃の日暮れ時、筆者の父が帰り道を急いで笹が生い茂る所から川へ下りかけると、急に川が長くなって浮いたようになった。歩いても家に近づかず、立ち止まると目の前に立派な塀のある家があった。こんな家があるはずはないと思い、何かがあるので顔を触ると笹の葉だった。すると家は消え、元の笹林に戻っていたという。
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トウバンサン
1951年 広島県
石橋の渡り口に石があり、牛馬が通りかかると必ずつまずいて川に転落死してしまう。何かが宿っているに違いないというので山に運び、山の神様とした。だから山の神は牛馬の神でもあり、トウバンサンと称している。
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ウシコウジン
1983年 岡山県
牛荒神は県北に多い牛馬の守護神である。この種の荒神は、通例の産土神の信仰に更に牛馬神の信仰が付け加わったもので、伯耆大山を中心に成立したという説もある。
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カッパ
1978年 広島県
7月7日に川へ入れば年中河童の災いがないといわれ、川に牛馬を入れ、海辺では牛に潮をかけるところもある。
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オオカミ,キツネ
1938年 長野県
50歳くらいの人が酒に酔って夜の山道を歩いていたら狼がいるような気がしたが、実は葉芋の葉だった。
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ムチ
1942年 高知県
土佐山村で言われるムチ(鞭)は特に牛馬に憑くもので、夜道を曳いて行く時、鞭の鳴るように牛馬のほとりを鳴っていく。この時に曳主は目隠しをしないと取り殺されるとされている。
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