フクジン 1935年 長崎県 正月4日、雀の鳴かぬうちに起きていないと、その家は留守だといって福神様は通り過ぎられる。
類似事例 |
|
フクジン 1935年 長崎県 元日から4日までは日を吹かぬ。福神を吹き飛ばすからという。
類似事例 |
|
テング 1988年 富山県 一本杉の天狗が近くの家にきて「今夜寄り合いがあるからご馳走をしておけ」と言った。座敷に並べておくと、話し声がして、それが聞こえなくなってから戸をあけてみるとご馳走がくちゃくちゃになっていた。
類似事例 |
|
トシガミサン 2001年 香川県 真鈴では元旦に起きてすぐ座敷の戸を開けると、年神さんが入ってくるという。
類似事例 |
|
(ゾクシン),フクジン 1935年 栃木県 高箒で家の中を掃くと、福神が飛んで出て行ってしまうという。
類似事例 |
|
タマシイ 1966年 三重県 死んだ魂が帰ってきたときに帰れるように寺の本堂の戸を開けておく。入れないと戸をたたく。
類似事例 |
|
ザシキワラシ 1993年 岩手県 話者の家には座敷童が出て、夕方頃座敷に居ると、裏座敷でゴトゴト物音をさせた。座敷童は女の子らしいが、見たことはない。
類似事例 |
|
コゾウ 1974年 群馬県 正月14日の晩、13歳ぐらいの小僧が「ことしもなんね」と飛んでくる。3年もくるので追いかけていくと、橋詰の岩の下の穴に壷があって金がこぼれていた。それをそっくりもってきて大大尽になった。小僧はおかっぱ頭でぼろを着ていた。14日の晩は戸をあけておくものだという。
類似事例 |
|
ザシキワラシ 1958年 岩手県 ある人が見た座敷童子は2尺(60㎝)くらいで髪を芥子坊主にした裸の子供。それが脇の下に入ってきたので捕まえようとしたが、鰻のようにネバネバしていて捕まえられなかった。戸は閉まったままなのに出たので、座敷に居るのだろう。念仏を唱えたら行ってしまった。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1972年 長崎県 正月16日に山に入った人が山の神に殺されて帰ってこなかったので、山に入ってはいけないという。
類似事例 |
|
ザシキワラシ 1939年 岩手県 大きな家の奥座敷に座敷わらしがいて、夜に人が寝ていると悪戯をしに出てくる。土間の隅に灰を撒いておくと、小さな子供の足跡がつく。
類似事例 |
|
ザシキワラシ 1952年 岩手県 夜、座敷のほうで誰かが騒ぐ音がする。その音を聞いたお婆さんが翌朝一番に起きてみると、座敷わらしが囲炉裏に入った足で駆け回った跡がついていた。座敷わらしが駆け回った跡を消さずに残しておくとその家にはお金が入るという。
類似事例 |
|
ザシキワラシ,ユメマクラ 1993年 岩手県 座敷童は寂しい旧家の座敷に出た。話者は曾祖母から、座敷童は赤いベベ着ている、昼や夜中、座敷でトントン音をさせるなどと聞いていた。夢枕に出たこともあった。
類似事例 |
|
ザシキワラシ 1985年 岩手県 大金持ちの座敷には座敷童子がいて、夜になると働く。その座敷童子がいなくなればその家は一年もたたないうちに倒産する。
類似事例 |
|
タヌキ 1992年 奈良県 夜になると、名前を呼んで戸を叩く音がする。けれども戸を開けてみると誰もいない。いっぺん脅かしてやれと思い、戸の所で待っていて、戸を叩いた時にパッと戸を開けたら狸がいた。狸は前足で戸を叩くのではなく、逆立ちして後ろ足で叩いていたという。
類似事例 |
|
ジゴクノト,(ゾクシン) 1961年 愛媛県 7月16日には墓参りをするのだが、この日は地獄の戸が開く日だといわれていて、川へ入ることが禁じられている。
類似事例 |
|
ザシキワラシ 1983年 岩手県 座敷わらしは曲がり家にいる。座敷わらしには男も女もいて、絣か縞の着物を着ている。それがいる家はカマドが栄える。座敷わらしは姿は見せずに、しかし戸を開けて移動する。その姿が見えるようになるのは、家を出て行く前兆という。
類似事例 |
|
ヘビ,(ゾクシン) 1939年 和歌山県 正月15日に縄を家の中で燃やすと蛇が入ってくる。
類似事例 |
|
タヌキ 1992年 奈良県 夜中、お寺に「こんばんは、こんばんは」と言って戸を叩く者がいた。けれども戸を開けると誰もいない。寝間に戻ると、また戸を叩く音がした。このようにして狸に騙されることがしばしばあったという。
類似事例 |
|
ウマ(ゾクシン) 1990年 秋田県 馬が座敷に上がると、人が死ぬ。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1972年 岐阜県 木曾屋では正月7日までは山には入らない、入ると死ぬという。
類似事例 |
|