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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

キツネ
1938年 長野県
夜12時頃重箱を下げて歩いていると、ちょんぼり笠をかぶった12、3才の子供が来て、黙っていったり来たりしている。村の入り口までくると、急に行ってしまった。家に帰ると重箱は空だった。

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キツネ
1998年 奈良県
昔、お祭に呼ばれして、ご馳走を重箱に入れて歩いて帰った時、家につくと重箱の中が空っぽになっていたという話をよく聞いた。狐に騙されたのだろう。
類似事例

キツネ,モノノケ
1989年 長野県
イチエモンさんという人が嫁の実家がある中村という部落に呼ばれて夜遅くに帰った。重箱にたくさん土産を詰めてもらい、一杯飲んでいい気分で歩いていたところが、部落のはずれにある地蔵さんを通り過ぎるときに女性がいることに気づいた。声を掛けてもどんどん歩いていくので、「きつねかな」と思って煙草を一服吸うと物の怪は消えた。地蔵さんの前に置いた重箱のところに戻ってくると、重箱は空になっていたという。
類似事例

ジュウバコババ,タヌキ
1935年 熊本県
狸がよく重箱を提げた婆に化けて出たという。それを重箱婆と言った。
類似事例

ヤマノイヌ
1935年 愛知県
山に山犬がたくさん住んでいた。ある年、山の犬が岩の間に仔を産んだのをある人が見て帰った。その人の妻が隣近所と相談して、産見舞として重箱に入れた赤飯を岩の間に置いておいた。それから参拝に行き、帰りに重箱を受け取りに行くと、重箱の中は空で元のように風呂敷に包まれていた。
類似事例

ジゾウサマ
1980年 静岡県
重箱に油揚げを作って山道を歩いていたとき、地蔵様を見つけたが近づくと消えるということが繰り返された。恐ろしくなって重箱を放り出して逃げたが、翌朝その場所へ行くと油揚げは全てなくなっていた。
類似事例

キツネ
1955年 山形県
男が法事の帰り、餅を持って高登楼という所に来たら、狐が知人に化けて相撲を挑んだ。男が重箱を置いて相撲を取ろうとしたら、狐は重箱を持って逃げた。
類似事例

キツネ
1994年 鳥取県
お祭りの帰り、重箱に入れたご馳走がなくなっていた。きつねのしわざ。
類似事例

サカナ
1989年 群馬県
榛名湖に人が飛び込んだので、5月5日に赤飯を重箱に入れて湖に投げて供養すると、その重箱の中に魚のコケ(鱗)が入って返ってくるという。
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キツネ
1995年 滋賀県
盆や正月などにご馳走をもらって帰るとき、狐が現れる。気がついたときには重箱のご馳走が空になっている。
類似事例

キツネ
1999年 宮崎県
娘が永山の農家に重箱で卵を買いに行った帰り、日暮れにおばさんと道連れになった。暗くなり、霧島山で夜を明かしてしまったら、重箱の卵はなくなっていた。霧島山の狐にだまされた。
類似事例

キツネ
1999年 宮崎県
娘が永山の農家に重箱で卵を買いに行った帰り、日暮れにおばさんと道連れになった。暗くなり、霧島山で夜を明かしてしまったら、重箱の卵はなくなっていた。霧島山の狐にだまされた。
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オクリオオカミ
1992年 奈良県
明治2・30年の頃、夜遅く帰ってきたら、送り狼がついてきた。倒れると飛びつかれるので、気をつけてゆっくり歩いて帰った。家の入り口についたら、家の人に塩をまいてもらった。狼は塩を舐めて、去っていった。
類似事例

クダギツネ
1955年 神奈川県
横須賀の婆さんで、狐を飼っていて、狐を使う人がいた。普通の者には見えないが、マッチ箱に狐を2匹飼っているという噂だった。また、年寄りで狐を飼っているという人がいた。重箱を持ってその家を訪れた際、重箱の中身を狐が食ったという。
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タケキリダヌキ
1938年
夜分にちょんちょんと竹の小枝を払う音がして、やがて株を切って倒すざざという音がするが、朝になって見に行ってみるとなにもなっていない。
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ダイジャ,カニ
1982年 群馬県
赤堀の道元という大尽の娘が16歳で赤城山へ行き、小沼に入って蛇体になった。お供の者も家には帰れないと言って、娘について沼のカニになった。命日には赤堀家は小沼に重箱に詰めた赤飯と酒を持って行く。重箱は一旦沈んで、空になってまた浮いてくるという。
類似事例

キツネ
1970年 滋賀県
祭りの帰り、狐に化かされて川の中を歩かされていた人がいる。近くの人に助けられたとき、路上においていた重箱の中身や魚はなくなっていた。
類似事例

ダイジャ
1982年 群馬県
赤城山へ16歳の娘は登ってはいけない。ある長者の娘が16歳で赤城山へ行き、小沼に入って蛇体になった。長者の家では赤城のお祭りには小沼に重箱で赤飯を流す。重箱は一旦沈んで、空になってまた浮いてくるという。
類似事例

キツネ
1952年 山梨県
隣の爺さんが湖水に魚釣りに行った。暑いので笠をかぶっていたが、狐がお富という女に化けて笠を借りに来た。夕方返しに来るかと思ったがやってこない。お富に問い合わせ、狐にだまされたのが分かった。笠は高木というところに捨てられていた。
類似事例

ヘビ
1989年 群馬県
榛名湖に女の人が飛び込んで、赤飯とかお餅を重箱に入れて湖に投げて供養した。その重箱の中に蛇のコケ(鱗)が入って返ってきたという。そのコケは今も原町の寺にあるという。
類似事例

カユ
2000年 香川県
正月14日頃に送り小正月の行事として、子供達が重箱に一尺程の銭差し2本を十文字に括ったものを入れ、「かいつりさん祝うてつか」と言い、家々を回る。家人は重箱に米や餅・豆などを入れる。15日の朝には集めた材料で粥を作る。その粥を食べるとその年は病気をしない。この日は望粥の節句と言われる。
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オオカミ,オクリイヌ
1990年 長野県
昔、むらジリには村から出入りする人を送り迎えするおおかみがいた。これを送り犬と言った。送り迎えをしてくれるお礼に、ぼたもちやおはぎを重箱にいれて風呂敷に包んで表に置いておいた。送り犬は重箱や風呂敷を食べた後きちんと元通りにしたという。普段はどこにいるのはわからないが、昔は下波田から安曇にかけて群れていたという。
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