アベノセイメイ,タタリ,ケヤキ 1937年 京都府 安倍晴明が祈祷した欅の木を傷つけると祟りがある。
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キ 1922年 和歌山県 東の谷の大ヂャという所に樹齢数千年の欅があり、これを切り倒したところ夜中に怪僧が現れ、作業に関わったものを捻り殺した。この欅は大神様の立て木、神の遊び木であったのだろうということである。
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ケヤキ,ダイジャ 1930年 東京都 白山神社境内にある2本の欅のうち、1本が大正12年12月25日の夜、突然怪火を出した。昭和4年の夏には、2本の欅の間に大蛇が横たわっているのを見たものもいる。
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タマセ 1981年 茨城県 青白い火の玉が、近所の欅の木の辺りに落ちた。家の人は、タマセ(魂)だろうと言っていた。
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テング,ダイジャ 1940年 京都府 榎か欅の老樹に、かつて天狗か大蛇が巣食っていたという。
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ビジョ,ダイジャ 1937年 愛知県 穴瀧という瀑布があり、近くに大蛇の遊木と言われた大欅があった。ある時、ある男が大欅を切り倒そうとした。すると美女が現れて名残惜しそうに立っていた。男はそのまま仕事を続けていたが、ふと大蛇の化身ではないかと思いついた。急に戦慄を覚え家に逃げ帰ったが、病床に臥してそのまま死んでしまった。
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ムジナ,チョウチン 1974年 茨城県 お諏訪様の欅の上辺りに、大きな提灯が下がっていて、これは、むじなのいたずらだと言われた。春先のことだった。
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ヒバシラ 1995年 群馬県 昼間、山にいると神様を祀る欅のそばに火柱が立っているのを見た。よそ見をすると火柱が移動し、道を上がってきた。その夜村で火事があった。
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ワラニンギョウ 1983年 福島県 4,5年前、境内の大欅にワラ人形が打ち付けてあるのをみつけて騒ぎになった。
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オヒデリサマ 1937年 長崎県 オヒデリ様(神無月の間の留守番の神様)は、他の神々の留守中に懐妊し、山の口の開くまでに産のひもを解く。そのため、山の口どめの間からうすをひいたり、大声で叫ぶことはいけない。大声を出して口が曲がったものがいる。
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コンジンサマ 1982年 群馬県 金神様はおっかない神様。どこにいるかわからない。言う事を聞かない人のことを俗に「あいつは金神様だ」などというくらい因業な神様。
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シイノキダニ 1986年 滋賀県 昔、谷の木を売ろうとしたところ、その晩に村の氏子の家の中戸が全部外れたので怖くなり、売るのをやめた。明治40年頃にも売る話が出たが、家々の表戸が壊されて大騒ぎになり、以後、谷の木は売らないことにした。
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オカマサマ 1961年 埼玉県 神無月にはおカマ様という神様が旅に立たれる。
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(ホウソウジン) 1980年 岡山県 備藩の野崎弥助の次男が幼く、まだ疱瘡に罹っていなかった頃、岡山で痘が流行していた。ある日乞食の老婆が門前に立ち、妻が銭を施したところ、自分は疱瘡神だが次男の疱瘡を軽くしようという。次男は翌日に熱を発したものの軽かった。但し自分の家で調理したものは一切食べなかった。
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カミサマ 1964年 東京都 10月は神無月で神様はみんな出雲に行ってしまう。
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シチニンミサキ 1965年 高知県 長宗我部元親の長男が島津征伐で戦死し、次男と三男が家督争いをして、次男と7人の家来が殺された。その7人が成仏せず、風になってさまよっているのが七人ミサキ。
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ケヤキ 1929年 東京都 街道沿いの大欅が泣くという噂が広まったが、根株をきりたくない持ち主の狂言であった。
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ツエ 1925年 栃木県 上都郡大芦村に、弘法大師が日光登山の折に携えてきた杖が成長した欅がある。
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ナマクビ 1981年 東京都 昔、滝山城が落ちた時、欅の下で打ち落とされた武将の生首が、来た武士の首を食いちぎった。それ以来欅に生首の幽霊や宿り、人に食いつくようになった。ある人の足に生首が食いついた。歯の跡が残り、食いちぎられており、治らなかった。物知りのおじいさんに人面瘡だと言われ、言われる通りに毎日おにぎりを傷に入れていたら、2ヶ月したら治った。
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カミサマ 1955年 静岡県 神無月に笛を吹くと、神様が寄ってくるという。
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ケヤキ,ヘビ 1929年 埼玉県 埼玉県入間郡福原には大欅がある。この樹には蛇が住んでおり、もし蛇を殺してしまうと、罰が当たると里人は言っている。
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