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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ダイジャ,チザクラ
1936年 福島県
大旱の時、水を引こうとすると、出口を大蛇がふさいでいたので、一人の若者が刀をくわえて飛び込んで大蛇を切った。その血しぶきのかかった桜は伐ると中から血が出るという。

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チザクラ
1967年 福島県
平絹谷の青滝の堤に大蛇がすみ、灌漑用水を止めてしまったので、ある若者がこれを切り殺し、死骸を池畔に埋めた。ここにある桜の木はどこを切っても血のようなものが吹き出るので血桜という。年に3回花が咲くが、その都度花の色が異なるという。
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ナラ
1982年 新潟県
ある時、ナラの大木を伐り倒そうとしたが、血が出たのでやめたという。血が出るような木は精ある木だとおそれた。
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ケチヤマ,サクラ
1955年 静岡県
昔、炭焼きに大きな桜を切ったら幹から血が出たので、そこをケチ地にした。
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シニン,ホネ,チ
1947年 大分県
白骨に血をかけると、身近い人の血は染み込むが、他人の血は流れてしまうという。
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ダイジャ
1985年 新潟県
野々見池の大蛇と鼻ヶ池の大蛇が斬り合いをして、渋海川が血で染まった。野々見の大蛇がそのとき使ったという刀を伝える家があったが、売ってしまって今はないという。
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チグサノイケ
1939年 茨城県
血草の池の周囲の雑草を切ると、血が出る。それを馬に食べさせると、死ぬという。
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ダイジャ
1990年 山梨県
釜口の一の釜には大蛇がいたという。年よりは毎月28日のお祭りにお重を作って滝に赤飯をさげた。そして、その滝の水が台風などでたくさん出て、落ちてしぶきがあがるのを「大蛇の息どう」といった。
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カマイタチ
1936年 福井県
カマイタチは、怪我をしても血が出ない。水仙刈りをしていたら、服を切って大きな口があいたが、血が出なかったという。
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トイシ,フキノカワ
1938年 鳥取県
砥石や蕗の皮をまたぐと、白血や長血の病気にかかる。
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スギノキ
1978年 岐阜県
古ヶ池の森に一本だけある杉の木は、切ると血が出ると言う。
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ダイジャ,ヌマノヌシ
1967年 茨城県
沼の付近で大蛇が現れ若者1人を丸のみにした。満腹で動けない大蛇の腹を別の若者が斬って救い出したが、救い出された若者は帰ってから死んだ。村人が斬った場所に行くと、大蛇はおらず、逃げていった所の草が倒れていた。大蛇は恐らく沼の主だったのだろう。
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ダイジャ
1937年 愛知県
大蛇を見た者が病気になって死んでしまった。他にも大蛇が目撃された所があり、あるいは同じ大蛇なのかもしれない。
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ヘビ
1968年 奈良県
一升徳利ぐらいの太さの大蛇を見た人がいる。また一丈ほどの大蛇の骨を見た人もいる。
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テングサマノキ
1995年 埼玉県
天狗様の木を切ったら木から血が流れた。
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シニン,タタリ,サクラ
1989年 長野県
昔、城があった場所には何人かの武士が生き埋めにされたので、供養のために塚を作り桜を植えていた。その後、その桜の木に傷が付くと、血が流れ出たという。
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テンゴサマ
1977年 富山県
天狗の宿り木である杉を切ったところ、血が出た。それ以来切る人がいない。天狗の祟りであろう。
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カマイタチ
1976年 和歌山県
山の中などで足が鎌で切られたように曲がって裂けることがある。血は出ない。これをカマイタチに切られたという。
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ダイジャ
1993年 福井県
ある日旅の僧が大蛇を訪ねてやってきた。退治してやるとのことで村人は大蛇の住む池に案内した。僧は読経して黒い鉄の玉を池に放り込んだ。大蛇は鉄の玉が嫌いで逃げ出したが、滝を降りようとしたところで首の骨を折って死んでしまったという。大蛇の血が川にも七日七夜流れ続いたという。
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ダイジャ
1961年 静岡県
昔、大蛇が長者が原の方から天城山の池へ通っていた。その当時、尾張の針屋が刀をさしてきた。大蛇がその人を呑もうとすると刀が自然にぬけて大蛇にむかい、針屋は呑まれなかった。それを見ていた人が刀をすりかえたので、その次には呑まれてしまった。針屋の娘が大蛇を退治しに来て、小杉原のアネガクボとイモウトガクボというところで、大蛇を射た。最後の矢が大蛇の目に当たり、蛇は転げて岩にはさまった。その岩はジャガバサミという。また、大蛇の歯と使った矢を伏倉のナカインキョが蔵している。
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ダイジャ
1929年 東京都
八丈には昔、沼があり、大蛇の主が住んでいた。夜になると女や牛をさらうので困っていた。為朝がやってきて、この大蛇を退治した。死骸を8つに切り裂き、ひとつひとつが1丈あったので、この地名がついた。斬った所をヤギゾー、大蛇のすんでいた池は血でそまり、アカミショーと呼ぶ。大蛇の霊を祀り弁天様とし、大蛇退治の際にその毒気で死んだ家臣忠次郎をまつったチュージョー様もある。
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ヲヒト,オオヒト
1966年 鳥取県
石が夜な夜な化けて出るので、若桜まで担いで行こうとしたが、途中で放り投げた。その後、また化けて出るので刀で切ったあとが残っている。
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