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検索対象事例

ジゾウサマ
1972年 福島県
主に正月に、家の中で1人の子が目を瞑って中央に座り、周りで5、6人が唱え言を唱え囃し立てる。やがて中央の子が体を揺らし始め、地蔵さんが乗り憑いたとわかる。色々な質問に答えてくれ、気持ちのよい子、欲得のない子には地蔵さんが憑きやすかった。

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ジゾウ
1976年 福島県
夜になると地蔵遊びが行われる。素直な子を選び、目を瞑らせ南天の葉か小枝を握らせる。周りで14、5人が囃し言葉を繰り返し唱えると、地蔵が憑いて体を震わせる。そして南天を震わせると周りの子が質問をする。
類似事例

キツネ
1985年 埼玉県
稲荷の社前でのオコモリの時カジツキを行った。1人の男の子が目隠しをし、幣神を持って中央に座る。他の子供たちが周囲から唱え言をした。憑きやすい子も憑きにくい子もいた。憑くと、すぐ元に戻したようだ。
類似事例

ジゾウサマ
1969年 福島県
明治20年代末まで地蔵つけを行った。寒中に女性だけが座敷に集まり、あまり賢くない者を中央に座らせ、10人くらいで周りを囲み唱え言を繰り返す。やがて地蔵様が憑くと、口々に質問をした。
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ジゾウサマ
1969年 福島県
終戦時まで地蔵様を憑けて遊んだ。小学校高学年の主に女子が何人か集まり、頭のあまり良くない子に幣束などを持たせて中央に座らせる。皆で手を繋いで周りを囲み、唱え言を繰り返す。すると幣束などが動き出し、地蔵様が憑いたことが知れる。
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ナニカ
1989年 群馬県
主に冬、男の子たちが集まり、おとなしい子を選んで中央に座らせ周囲で唱え言を唱えると、何か神のようなものがのり移る。どのような質問にも答えてくれた。元に戻すには、背中に犬の字を書き、ぽんと叩くと良い。それでも駄目な時は御嶽教系の拝み屋に頼んだ。
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キツネ
1985年 埼玉県
1人に目隠しをし幣神を持たせ中央に座らせる。周囲から子供たちが唱え言を言う。誰か1人に憑くとすぐ戻して別の人に憑けたが、10人に1人くらいしか憑かなかった。なかなか元に戻らず、御嶽の行者に祈ってもらったこともある。
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オカマサマ
1969年 福島県
若い娘を目隠しし、笹とヘラを持たせて中央に座らせる。大勢の女が周りで唱え言を唱えるとオカマ様がのり憑く。囃し立てると歌に合わせて何でも踊ってくれる。思いきり踊らせてから「休んでください」というと眠ってしまい、顔に水を吹くとハッと目を覚ます。
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イノコサン
1961年 鳥取県
10月の亥の子さんの日までに子の木をかたずけないと亥の子さんが引っかかってしまう。
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オイナリサン
1985年 埼玉県
おこもりの夜に子供たちがカジツキをする。利口そうな子を選び、目隠しをし幣神を持たせ中央に座らせる。周囲から「トオカミエミタメ」と囃し立てると幣神が震え、何かが憑く。質問するとその場で何でも答えてくれ、「お帰りください」というと帰る。
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ジゾウサマ
1941年 福島県
神事の日の遊びとして、13・4歳から二十歳くらいまでの女性が「地蔵様を憑ける」遊びをした。真ん中に蓙か筵を敷いて、任意の1人を座らせ、他の者はその周囲を内側を向いて右回りに廻りながら「南無地蔵大菩薩、ついておこれえ地蔵様」と唱える。地蔵様が憑くと様々な質問をした。質問がなくなると皆で踊った。そして丁重に地蔵様に帰ってもらった。帰らないときは、その地蔵様が祭ってある場所に本人を連れて行ってよく拝んで帰ってもらったという。
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ヤナギダンサン
1998年 愛知県
家の軒下まで草が茂ってもわからないほど目の悪い人が、お地蔵さんを信仰すると目が見えるようになった。そのお地蔵さんをヤナギダン(柳谷)さんと呼んで、目の病気を治してくれるお地蔵さんとして信仰されたという。
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ヤマブシ
1974年 長野県
信州高遠にたくさん子供がいる人がいた。子が病気になると夢に山伏が現れ、子を連れ去ろうとするので、引き合い、負けそうなところで目が覚め、子が死ぬという事が続いた。最後の子の時も同じ夢をみたが山伏に勝った。すると子は回復した。
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ジソウサマ,オカマサマ
1969年 福島県
正月に15歳より上の女だけが集まり、1人に南天と笹を持たせ周りで唱え言を繰り返すと地蔵様が憑く。オカマ様を憑けるにはヘラと杓子を持たせる。色々質問した後で休んでもらうと自然に地蔵様は抜けていくが、早く抜けてほしい時は箒に寝かせると良い。
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キツネ,トウカミ
1985年 埼玉県
トウカミ(稲荷神)と言い、1人が目隠しをし幣束を持って中央に座る。周囲から般若心経を繰り返し唱えると、神様がのり移り体中が震えてくる。そこで夜更けまで質問をした。皆、自分の生活にとって大切なこと、特に田畑の計画を質問した。
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オイナリサマ
1989年 群馬県
初午の前日、男の子が集まり、じゃんけんで負けた子などに目隠しをして座らせ、周囲から唱え言を繰り返すと、お稲荷さんがのり移り、その場で2尺あまりも飛び上がる。お稲荷さんがのり移ると、弱かった子でもたちまち強くなった。
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ミガワリジゾウ
1956年 宮城県
ある農家の2人の子は、兄は先妻の子、弟は後妻の子だった。後妻は先妻の子を憎んで虐待し、何度も食物に毒を入れたが、地蔵が身代りになって助かる。
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オカマサマ
1969年 福島県
11月15日にオカマ講と称し、女たちがもち米を持って1軒の宿に集まる。明治末までは、その際にオカマ様を憑けて遊んだ。いくらか足りない娘にヘラと笹を持たせ真中に座らせ、周りを囲んで唱え言を繰り返し唱える。すると娘が眠るので続けて別の唱え言を唱える。
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ダイジャ
1976年 和歌山県
大蛇が男に化けて娘のもとに通って来て、子が生まれた。その子はタライ3杯の多数の蛇の子であったという。
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ジゾウサマ
1969年 福島県
大正初年ころ、7~13歳の子らが集まり、1人に南天と笹葉を持たせ、目隠しして座らせる。皆で周りを取り囲み唱え言を繰り返すと地蔵様が憑く。地蔵様には何を聞いても良い。ある時答えを聞いて笑ったところ暴れだし、大人が集まって竹箒を枕に寝かせたら元に戻った。
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テングサン
1978年 石川県
山祭りの日に、男の子が2人山へ行った。すると、天狗さんが1人の子に「餅ついたか」と問うと、その子は「ヨチついた」と答えた。するとよれよれになって歩けなくなった。もう1人に同じ事を問うと、その子は「餅ついた」と言ったので平気だった。
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イナリサマ,オカマサマ,トオカミ
1976年 東京都
トオカミと言い、ナカザという役を1人決め、幣束を持たせて目隠しし中央に座らせる。周りで唱え言をすると神様などが乗り移る。これをノリキといい、ノリキになると色々なことを言い、失せ物なども当てる。
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