国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

テング
1956年 山梨県
力のある馬鹿の男が、山で、「おれの親方がいるから、おれの袂の裾から見てみろ」と言うので覗くと、大きな体の鼻の高い男が見えた。それ以来男は山に入ったきりとなり、十年近く経って、ものすごい力持ちになって帰ってきた。

類似事例(機械学習検索)

ユメ
1973年 新潟県
昔、春に男2人が山に入り休んでいた。寝ていた男の鼻から蜂が出てきて佐渡の方へ飛んでいった。暫くすると蜂が戻ってきて男の鼻へ入った。男は夢で佐渡のある寺の椿の下に甕が埋まっている夢を見たといった。寺に行くと甕は実際にあった。
類似事例

ユメ,ハチ
1973年 新潟県
魂が蜂となって寝ていた男の鼻から出てきて遊びまわった。その様子を男は夢としてみた。
類似事例

テング
1950年 埼玉県
弱虫の男が日和田山の金比羅神社に住む天狗に毎晩願を掛けた。九日目に天狗は男をいろいろ驚かそうとしたが、男はがまんした。夜が明けると男は力持ちの豪傑になっていた。
類似事例

オテングサマ
1953年 埼玉県
若い男が、お天狗様に山に連れて行かれた。三年後帰って来たが、その男は何一つせず、笛ばかり吹いているようになった。
類似事例

ジガミ,ダイニチサマ
1984年 新潟県
近くに牛馬のいきだおれがあったので、地神として大日様をまつるようになった。
類似事例

ハナタカキオトコ,テング
1927年 愛知県
又平という大力の男が夜中、天狗松の下を通ったとき、鼻高き男が現われ、力競べをしようと言った。又平は木に登り、その男と格闘したが振り落とされ、間もなく死んだ。
類似事例

キツネ
1971年 福島県
きつねに騙された話であるが、Aさんが草刈りにいって、草をしょってきた。行くときはカラッとした山だったが、晩方になってカラッとしたところが藪になってしまって歩いていかれない。これは馬鹿にする気だなと思って、草を下ろしたら、カラーッと晴れてしまった。狐はおれのこと馬鹿にしられねえ。おいが馬鹿にしてやっからと悟ってしまったから狐は馬鹿にできなかった。
類似事例

ケンムン
1977年 鹿児島県
昔、美人妻を持つ男がいた。一人の男がこの妻に横恋慕した。その男は、妻を持つ男を漁に誘い出して殺した。男は村に帰り、美人の妻に夫は死んだから自分と結婚するように説得した。妻は男に、木を抱けば結婚すると条件を出した。男が言われた通りにすると、妻は男の掌を釘で打ち付けて殺した。男は7日7夜泣き、ケンムンになった。
類似事例

キツネ
1990年 秋田県
親方が酔っ払って寝た後、また親方が酔っ払って帰ってきた。家の者は狐が化けていると思い、その親方を上から吊るして生松をたいていぶし、殺してしまった。すると寝ていた親方の方はもういなかった。本当の親方を殺してしまったのだった。
類似事例

タヌキ,ムスメ
1938年 長野県
男が森に入ると狸が美しい娘に化ける。男は気づかずに娘と山の中へ入っていったが、娘は狸に戻り、男は逃げ出した。
類似事例

テング
1931年 長野県
少し馬鹿な男がいて、仕事に行ったまま帰ってこず、山で死んでいた。これは天狗がそこら中を引きずりまわしたが馬鹿で使いものにならないから、途中で捨てたのだという。
類似事例

ウシオニ
1991年 島根県
ある男が海辺で寝ていると牛鬼が出てきて男の名を呼んだ。男は念仏を唱えると牛鬼は逃げた。その後、男の髪の毛が抜けた。
類似事例

オニ
1936年 鹿児島県
ひとりの男がいた。あるとき男が豚と馬を鬼が食ってしまった。男は木に登って逃げたが、池に姿が映っていた。鬼は池の中に男が居ると思って水を飲み干した。その後で上にいる男を見つけ登り方を聞くが、男は嘘の上り方を教えた。最後に男は神様に降ろしてもらった綱で天にのぼり、それを真似しようとした鬼は途中で綱が切れて死んでしまった。
類似事例

カッパ
1960年 広島県
猿猴川にはかっぱがいたという。この川の土手をある男が歩いていたら、いい女が現れた。女から男は手紙を渡すように頼まれた。男が言われたとおり、同い年ぐらいの男に手渡すと、その男はさらに手紙を女のもとに持って行ってくれるように頼んだ。手紙を女に渡した男は、褒美をもらうために船を出して川の中に行った。後に、その男によく似た水死体が流れ着いた。
類似事例

ヤマノカミ
1994年 岩手県
三十歳頃の男が、酒盛りから帰って「山の神がのりうつった」と重々しい口調で言ってそのまま寝た。翌朝自分に用件のある人がたずねてくると予言し、本当にそうなった。たずねた人は、夢枕でその男に病人のことを相談するよう言われたという。男が氏神を拝むと治ると告げると、十日もたたないうちにお礼参りにやってきた。それ以降男は大変な評判になった。
類似事例

(アタマニクチガアルジョセイ),ショウブ
1974年 宮城県
ある男が食べるものも食べないで働く人が欲しいと言った。それでは行きますという女がいた。男は毎日弁当を持って山に行くが、おかしいと思ったので隠れて見ていた。女はおにぎりを作り、それを頭の中に詰めていた。男は逃げだし、女はそれを追った。男はショウブが生い茂る沼に逃げ込んで助かった。
類似事例

ヤマンバ
1958年 岩手県
ある男がだまされて山んばを嫁にしていた。5月4日の里帰りに餅をついて、臼に男を入れて山に入った。男は木の枝にぶら下がって逃げ出して、蓬と菖蒲の中に隠れて助かった。
類似事例

フルギツネ
1990年 富山県
男が山小屋に入って寝ていると女が入ってきて、朝笑った男は血を吸い取られ殺される。ある時男が泊まっていると女が入ってきた。側にやってきたので切りかかると、女が叫んで倒れた。朝になって見ると古ぎつねが死んでいた。
類似事例

ダイジャ
1934年 岩手県
鉄砲名人の男が大蛇を撃った。すると洪水となって大蛇は山に逃げて行った。この男の一族は祟りにあって左目が悪いという。そして山には登ってはならない。
類似事例

ヤマンバ
1958年 岩手県
ある男がものくわぬ嫁が欲しいと言って、山んばが嫁にきた。5月4日の里帰りに餅をついて、臼に男を入れて山に入った。男は木の枝にぶら下がって逃げ出して、蓬と菖蒲の中に隠れて助かった。
類似事例

ナンドバシノカイブツ
1986年 石川県
ある男がドアイの淵で女から「納戸橋に立っている男に渡してくれ」と手紙を預かった。任誓様という高僧に出会ったので読んでもらうと、「この男を捕って食え」とあったので、「この男に福を与えよ」と書き直した。男が手紙を届けると、納戸橋の男が追いかけてきて、金袋を投げてきた。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内