カッパ,スイコ 1997年 青森県 山田川では河童(水虎)が泳いでいる人を引っ張って溺れさせるので、周囲の家々はそれを逃れるために最初に収穫されたキュウリを山田川へ流した。
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カーランベ,カッパ,(ゾクシン) 1988年 長野県 七夕の日は、子供たちは川で水浴びをしてはいけない。水浴びをすると、カーランベ(河童)に引き込まれるという。
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ノシ,(カッパ) 1972年 岐阜県 7月15日の祇園や八朔に水浴びをすると、ノシが引いていって、腹の肝を取って食うといわれている。
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カッパ 1954年 栃木県 川で水浴びをしている人がケタケタ笑って沈み、浮いてきたときには死んでいる。河童に内臓を食われた。河童に引かれる人は肝が紫色である。
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ガヲロ 1936年 岐阜県 乙姫の病気を治す薬である猿の肝を河童が取りに来た。河童は猿を騙して水中に連れ込むが、殺されそうになった猿が肝は陸に干してきたと言い再び陸まで戻りそのまま逃げた。
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カッパ,ガーランベー 1979年 岐阜県 母親に止められたけれども子供は聞かずに、ガーランベーに誘われて川に出かけていった。その子は次の日、肝をとられて川に浮かんで死んでいた。
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ヘビ,カアパ 1967年 茨城県 昔、川には悪い蛇が居た。子供が命を取られた。六部に祈祷してもらうと、12月朔日に餅をついて子供に持たせて川に投げ込ませれば、子供は大丈夫だと言われた。それから子供が命を落とすことはなくなった。
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エンコウ 1938年 島根県 えんこうは水が1升あれば住むことができる。人の肝を取るともいう。
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カッパ 1939年 新潟県 村にある杉の木は河童を縛り付けたものだろうと言われている。子供の尻子玉を抜く河童が捕えられたが、命は助けてもらった。以来、子供が死ぬことはない。
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テングサマ 1936年 岐阜県 ある人が天狗に連れ去られて一本杉の下で死んでいるのが見つかったと子供の頃に聞いた。
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カッパコゾウ,カワウソ 1973年 三重県 話者が子供の頃、学校帰りに河原を歩いていると、河童小僧が出てくると言って逃げて走ったという。河童とはカワウソのことだという。神社の裏に池があり、よくそこに鯉を取りに来ていたという。
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カッパ 1957年 新潟県 子供を河童に取られて困ったので、川端に石地蔵を建てて祈った。以来、河童の害はなくなったので、この地蔵を河童地蔵と呼んでいる。
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カッパ 1914年 熊本県 天草には河童が多く棲み、里の子供に水泳を教えてくれる。言う通りにすれば害はないが、機嫌を損ねると恐ろしい。子供たちは時々親に頼んで河童に御馳走するが、姿は子供にしか見えない。
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カッパ 1976年 大分県 河童は子供を取るという。手を尻に突っ込まれて、ヘタを抜かれると死ぬという。
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エンコウ 1985年 高知県 子供の肝を抜き水死させるのが、下田川のエンコウである。
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シラヌヒト 1936年 山口県 村の子供が溺れ死んだので、ミコに見てもらったら、水の所に美しい花が咲いていて、それを取ろうとして落ちたのだと言った。また、子供がいなくなって探していると、山の中にいた。聞いてみると、知らぬ人が来い来いと言って連れていったのだという。
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ハナトリジゾウ 1922年 福島県 昔、農夫が鼻取の子供を叱責すると、どこからか子供が来て、鼻鳥をした。子供を追跡していくと地蔵堂に着き、床の上には泥足のあとがついていた。叱られる子供を気の毒に思ってのことであった。
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ガワタロ 1991年 滋賀県 盆に水浴びをすると、川の中からガワタロが手を伸ばして、けつの穴から肝を抜くという。それが恐ろしいので盆には水泳しなかった。
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カッパ 1977年 神奈川県 この地域を流れる秋川の支流に、水神と呼ばれる淵がある。この淵には河童が住んでいると言われており、子供はここで一切水浴びをしない。
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カッパ 1959年 山形県 6月1日に水浴びすると河童にとられるといって、川海ともに泳がない日とされていた。
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(ゾクシン),キツネ 1935年 栃木県 狐を殺すと、子供が祟られるという。
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