セクラベ,カッパ 1987年 岐阜県 子供が麦畑で夕方遅くまで遊んでいると、セクラベというお化けが出てきて、自分より背の低い子供を取って食う。
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セクラベ 1987年 岐阜県 背くらべは5月、6月に出る。麦畑から出てきて、自分より背の低い者を連れて行く。
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テング 1956年 茨城県 天狗が遊びに出ると、麦畑の麦穂が一面黄金色に輝いていた。翌日また遊びに出てみると、麦が刈り取られ畑はすっかり耕されていた。そこで天狗は「人間はたいした事をやる。一夜のうちに地面をムシロのようにくるくる巻いてしまった」と感心した。
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テング 1982年 東京都 夕方に子供がいなくなった。子供が遅くまで遊んでいるから天狗がさらって木の枝につっかけておいたらしい。
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カクレメ 1988年 茨城県 夕方、遅くまで遊んでいると、カクレメというものに連れて行かれる、という。
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セクラベ 1987年 岐阜県 背くらべは麦畑に出る。自分より背の低い者を食う。
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シラガノロウバ,ヤマンバ 1974年 高知県 麦が次々と生えてくるので、不気味に思い、麦畑を焼いた。すると畑から老婆が出てきて、山姥の林に逃げていった。以来、家が衰退していった。
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キツネ 1972年 奈良県 子供が行方不明になる。おばあさんが「あんまり見つからんようやったら、犬を連れてくる」という。途端に子供が泣きながら出てきた。狐にだまされたらしい。
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キツネ 1989年 長野県 きつねに騙されて、車山あたりで子供の時に連れて行かれた人がいた。数年後、その人はおばあさんになって出てきたという。
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キツネ 1972年 千葉県 狐は人を化かして、麦畑を池だと思わせて「おお深い、おお深い」と歩かせたりする。
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カクシッポ 1979年 山梨県 子供が夜遅くまで遊んでいると、カクシッポ(隠し坊)に連れて行かれる。
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キツネ 1937年 岩手県 あるはずのない海や川を裸になって渡っていると、気づけばそこは蕎麦畑だった。
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オオミズ,ムギバタケ 1982年 東京都 男が、大水が出て「おお深えな」と言いながら一晩中川を越して歩いていた。気がついてみたら麦畑の中で、よその畑をみんな踏みつぶしていた。
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キツネ 1952年 神奈川県 ある男がヤマメを3貫も取って帰ったら、狐にみんな取られて、蕎麦畑の中で投網を打たされた。
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キツネ 1980年 青森県 お昼に山に仕事に行ったら、キツネが子供を連れてきていて、人間の子と自分の子を遊ばせていた。
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オトコノオボコ 1984年 秋田県 昔遊郭があった通りに、夜出歩く男の子がいた。赤い洋服を着て赤い顔をした背の小さな子供だった。それで、子供は夜、外に出て遊んではいけないと聞かされていた。
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セクラベ 1979年 岐阜県 麦の穂が背の丈くらいになる頃、背くらべが出る。子どもを捕まえる。
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アズキアライ,アズキトギババア 1982年 群馬県 夕方子供がいつまでも遊んでいると、アズキトギババアが出て来てさらう。
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オナルバアサン 1974年 山口県 おなると呼ばれる場所で遊んでいる子供を脅かす言い方としておなるばあさんが出る、あるいは連れて行かれる、というのがあった。
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テング 1989年 長野県 車山にてんぐが住んでおり、時々子供をさらうという話を聞いた。子供を害するわけではなく、山へ連れて行って遊び、夕方に帰って来るという。
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カッパ 1987年 岐阜県 遅くまで川で遊んでいると河童が出る。河童の出す油が川に広がると人は川から出られなくなり、尻から中身を抜かれて殺されてしまう。遅くまで川で遊んでいてはいけない。
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