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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

カッパ
1924年 岩手県
豪家の納屋にある魚荷や酒が毎夜きれいになくなるので、ひそかに見張っていると、人が寝静まったころに12・3歳ぐらいの子どもがぞろぞろ納屋へ入って酒魚で大酒盛をはじめた。主人が怒鳴り込むとたちまち逃げたが、逃げ遅れた子供を見ると赤顔皿頭の河童であった。一切悪さをしない旨の証文を書かせ助けてやった。

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キツネ
1982年 宮城県
ある人が酒を飲んで魚を買っての帰り、狐に足を掛けられて転び、魚を取られた。
類似事例

カワウソ,カワソ
1991年 石川県
酒を飲んだ帰り、魚を持っているとカワウソ(カワソ)がついてきて魚を抜き、川に飛び込んで逃げる。
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イナリサン
1959年 秋田県
ある人が小松家のお稲荷さんの魚を取ったら、毎晩誰かが「今晩は」と訪ねて来るようになった。気持ちが悪いので酒魚をお供えしたら、なくなった。
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カッパ
1931年 長崎県
ある人が馬を川の中につけたまま仕事をしていたとき、河童が馬を引きこもうとした。河童をつかまえ、納屋の柱にくくりつけた。その人の母が河童にドウズをかけたら、河童は力を得て逃げようとした。
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ムジナ
1974年 山梨県
ムジナが魚を食べたくて、魚を持っていた人を化かして殺して魚を食った。
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(カッパ),トウ
1982年 神奈川県
相州大川道西久保という所に小さい川があり、その川で河童が馬を引き込もうとしたところ、大勢で河童を打ち殺そうとした。その時にある百姓が河童を貰い助けたところ、夜に河童が礼にやってきて、陶器に酒を入れ、鱸を2匹持ってきた。鎌倉時代のことだという。この河童は雌雄いて、一匹は鎌倉に住み、一匹はこの角村に住んで文通をしているという。この陶の酒を呑む時、少しだけ酒を残しておくとまた酒が増えて、万年も絶える事がないと河童は言った。ある時酒を飲み干したので、それからは一滴も出なくなった。
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カッパ
1967年 石川県
小浦の元祖の家が河童を助けて毎朝魚を貰った。欲を出して魚をかける鉤を大きくしたら、河童は魚をくれなくなった。
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キツネ
1940年 滋賀県
狐にだまされまいと飼ってきた魚を背中の高いところにかついで家路についたが、帰って見ると魚はきれいになくなっていた。
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イエンコウ
1963年 岡山県
イエンコウは水の中に住み、4、5歳の子どもの姿で、頭に皿がある。皿に水がある間は強いが、なくなると弱る。
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キツネ
1932年 兵庫県
士は、まだ日の高いうちから道端の納屋に登ってぐるぐる廻っていた。これは狐に騙されていたのだろう。
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カッパ
1967年 石川県
小浦の元祖の家が、馬を川に引こうとした河童を助けて毎朝魚を貰った。魚をかける鉤を金属製にしたら、河童は魚をくれなくなった。
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キツネ
1995年 山形県 
昔は、魚を持って帰ると、きつねが人間に化けて「風呂はいれ」と誘った。水に入っているうちに、魚はなくなっている。
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キツネ
1935年 熊本県
魚売りが坊さんに会った。狐が出そうな所だったので、連れになって歩いた。ふと坊さんの顔を見ると、顔が長く伸びた。魚売りは魚笊を投げ出して逃げ、百姓家に駆け込んだ。その人にあったことを話すと、その人の顔が坊さんの顔よりさらに長くなった。魚売りは生きた心地がしなくなり、その家を逃げ出した。
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オニ,シュテンドウジ
1939年 京都府
源頼光が酒呑童子に多量の酒を飲ませて退治した。須知の酒屋の鬼殺しという酒である。
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キツネ
1980年 青森県
八戸の帰り、キツネに荷から魚を抜かれる。
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ナワメ
1985年 愛媛県
ある家に魔物が通るということを聞いた若者が、納屋のワラの上で寝ているといつのまにか寝ている方向が反対になっていたという。
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カッパ
1986年 大分県
河童は人の尻を抜いて水死させたり,人に捕まって詫び証文を書いたり,毎朝魚を届けたり,秘薬の製法を教えたりする。人や牛馬に憑くこともある。
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キツネ
1973年 岩手県
魚を担いでいた人が、女に化けた狐に魚をとられた。
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カタメノサカナ,シュテンドウシ
1954年 新潟県
酒呑童子に産湯を使わせた堀では、片目の魚が住んでいた。酒呑童子と、片目の魚の関係はわからないが、おそらくひとつの不思議が別の不思議をうんだのだろう。
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テング
1939年 福島県
登山する人の酒を奪う天狗がいるので、自分用の酒と天狗用とを分けて持って行く。焼酎を飲もうとした登山者が気付くと酒袋がなくなっていたこともある。
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ヤマンバ
1936年 熊本県
魚売が馬に魚を積んでいくと山姥に魚を食べられる。魚売りが木に登って隠れると、山姥は川に映った魚売りの姿を見て川に飛び込み、死んでしまった。
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