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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヤママイリ
2004年 香川県
イヤダニさんに参ることをヤママイリともいう。二人か四人で行く。葬式の翌日に、故人の髪の毛や大切にしていたものを持って墓へ背を向け、「山へ参ってくるから」と言って背負う。背負った人には重くなる感覚がある、あるいは足が重くなるともいう。どちらかの人に死人が負われているという。

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キツネ
1990年 福島県
油揚げを持っていて、「重い重い」と思ったら、狐に化かされている。
類似事例

モウジャ
1985年 和歌山県
人が亡くなったら、モッソ盛りの飯を亡者に供える。こうすると、死んだ人が那智山に参ってくる。昔の人は、よく那智に参る人に出会ったが、家に帰ってみるとその人は死んでいたという。
類似事例

(ゾクシン)
1973年 香川県
葬送に関する俗信。人が死ぬと霊が広島へ米を買いに行くので、死者のことを「広島へ米を買いに行った」と言う。猫が死者をまたぐと生き返るので、死者をまたがせてはいけないという。葬式の翌日に墓に行き「山に参ります」と言って背負う真似をして弥谷寺へ行くが、このとき死者を背負った人つまり魂が取り憑いた人は、草履がちびるとか足取りが軽くなるという、など。
類似事例

ヒノタマ
1975年 奈良県
人が死ぬ前に火の玉が出て善光寺へ参ってくるという。
類似事例

スイシニン
1941年
水死者が出ると、その肉親が川辺に行って背を向け、「そら、迎えに来たぞ。おんぶしろ」と言うと、背中が重くなるという。
類似事例

オトーカ
1988年 群馬県
油揚寿司を持って一本橋を渡っていると、急に背負った荷物が重くなり歩こうとしても足が重くて歩けない。やっと家に帰りついて風呂敷を開けてみると、中身はとられて一つもなかった。そこではじめてオトーガに化かされたとわかった。
類似事例

オイナリサン,アシガオモクナル
1999年 栃木県
私の家では、お稲荷さんを立てる前に犬を飼っていたが、お稲荷さんが来た時から祖母の足が重くなった。しかたなく犬を逃がしたら、うそのように足が軽くなった。お稲荷さんは狐のためか、犬を家に連れてきた人の足を重くする。
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グインサン
1937年 岡山県
西山の18山にはグインサンが祀ってある。悪い病気にならないために但馬竹田の人は参る。荒神で、留守宅で争いごと、豆いりなどすると参っている人にたたるという。
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コドモノアシアト,モウジャ
1955年 岡山県
この地方の人は達者なうちに必ず帝釈天参りをする。そうでないと死んだ時必ず引っかかりがあり、その間に亡者が貸借参りをするという。2,3実例も語られている。あるお婆さんが村の某と会うと帝釈参りをするとのことだったが、帰ってみると本人の死んだ時間であったという。亡者が帝釈参りをするときには茶店で茶をもらっても茶代をおかずに出るという。
類似事例

モウジャ
1985年 和歌山県
昔、那智山へ参って坂道を下りて来たら、白装束の人が、握り飯が砂まみれになって食べられないと言っていた。戻ってみると、知り合いの人が死んでいて、葬式のとき握り飯を落としてしまったという。死んだ人は那智山へ参ると言われており、そのまま握り飯を持っていったのだろう。
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(ゾクシン)
1981年 栃木県
足王(尾)さんという小祠がある。足が痛くなったときなど足の病気の時にここに参ると、痛みが消えるという。
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シンハカ,(ゾクシン)
1915年 宮城県
新墓を設けると3人まで死人が出るといわれている。
類似事例

シシャ,ミョウホウザン
1948年 和歌山県
生前、那智の妙法山に参っていないものは枕飯をたいている間に参る。
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シンハカ,シ,(ゾクシン)
1915年 宮城県
新墓を設けると3人まで人が死ぬといわれている。
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コエ,ブツゾウ
1953年
仏様が藪の中から背負って行けといわれたので、負うて帰り、愛宕山に祀ったらそれ以降その家は金持ちになった。
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カナヤゴサン
1947年 島根県
金屋子さんは死人が好きなので、鉄がわかないときには死人を背負って歩くとよいといわれている。
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ケダニ
1950年 秋田県
雄物川には恐ろしい毛ダニがいて毎年何人か刺されて死んだ。だが刺されても体質として「ニガ身体」の人は大丈夫で、「アマ身体」の人は死ぬと言われている。毛ダニは人の顔をしているという。
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ウブメトリ
1976年
小雨降る闇夜に出る。出現する時は燐火を伴う。遠くから見れば鴎のようである。婦人の姿にもなり、人に会ったら子供を負わせようとする。逃げれば熱が出て死ぬこともある。背負うと害はない。人家に近くなると背負った子は消える。
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コウジン,ウブガミサマ,オオカミ
1983年 岡山県
塩谷の荒神は産神様ともいい、子供の宮参りに連れて参る。また、旅に出るときは必ず参るものだともいう。この荒神のツカイシメは狼とされているが、これが鳴くと悪いことがある知らせであるという。
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キツネ
1988年 長野県
きつねが人についたことがあるが、つかれた人は急にものを言わなくなったり、着物のまま水の中に飛び込んだり、とても重い石を袂に入れたりしていた。このきつねを離すときには憑かれた人を叩いた。
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キツネツキ
1922年 島根県
狐憑きは一般に男よりも女の方に多い。一人の女が病気にかかって、熱でも高いと普段衝突している人が狐になってその体内に入りこみ苦しめるという。色々なことを大騒ぎするが、付き添いのものはそれを信じ狐になって来たと言う人の家に憑かれた人を負って行ったり、その人を呼んできて責めたりする。ついにはその人が詫びるということもある。
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