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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

タヌキ
1963年 山梨県
昔三郎と言う働き者がいたが、無口なため馬鹿にされていた。ある晩三郎が家のせどで「三郎ころりん、てんころりん」と呼ばれるが、だれもいない。それが毎晩続くのである晩三郎が「そー言うわわれこそてんころりん」と返答をすると声が止まった。翌朝外を見るとせどの下に一匹の狸が血をはいて死んでいた。

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コウガサブロウデンセツ
1987年 長野県
昔,蓼科のすえの村に甲賀太郎,二郎,三郎という三人の兄弟がいた。三郎の嫁が美しいのを嫉んだ兄達は,三郎を蓼科山の頂にある岩穴に連れ出し,竜宮まで繋がっているから入ってみようと言って三郎を先に入れ,騙して穴に落としてしまった。気がつくと三郎は竜宮の御殿に寝かされていた。そこには食べ物が沢山あり,庭には一年中花が咲いていた。三郎は竜宮に13年間滞在した。
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テクラダ
1956年 宮城県
貧しい者に高利貸しをして金持ちになった弾三郎という者がいた。ある時、貧乏人の女房が着物を質に金を借り、のちに返しに行く。弾三郎は期限切れを理由に着物を渡さない。母の形見だからと泣いて頼むが断られ、女は間もなく病死する。翌年弾三郎が蔵を開いて虫干ししていると、質物にとった着物の袖からやせた女の腕がのびてきて弾三郎の顔を撫でたので彼は気絶する。弾三郎はそのまま病死、続いて家内残らず死に絶え、屋敷跡は田になり、手倉田といった。
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ヤマビト
1983年 秋田県
十和田の三九郎という山人は丈が3メートル近くもあり、全身に毛が生えていた。この足跡を見た猟師や木こりは多い。人に害することはないが、三九郎の妻にだけは会うなと里人に言ったという。それは山姥の事だろう。
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サンニンニサンドマワラレルコト
1915年 和歌山県
三人に三度回られると、死ぬ。
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ヒトヲマワルコト
1980年 和歌山県
三人に、三回回られると死ぬ。
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ヤマジョロウ
1972年 愛媛県
坂で山女郎が出ていたという。
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ユキサブロウ
1979年 岐阜県
雪が降る前、戸がばたばたと鳴ることがある。雪三郎が子どもを連れに来るのだ、と言っていた。
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ヘビ
1995年 島根県
抜舞の奥で、三九郎という木地屋の女房が蛇に取られたことがあった。かずら藪のところで大きな蛇が女房に巻き付いていて、三九郎が手斧で打ち殺したが、蛇の勢いが毒になって、三九郎も女房も死んだ。大きな蛇の場合は、息に合っても死ぬ。毒になるのは雄の蛇で、それで雄の蛇は首が赤い。
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スリコギ
1963年 宮城県
すりこ木が化けて来て「ころりんころりんすっころりん、うすのはたまいりましょう、明日の晩また来ましょう」と言う。侍に正体を見られたあとすっこんだ。
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タヌキ
1992年 奈良県
畑を荒らす猪を見張るために、小屋を作って毎晩泊まっていた。そうしたら、狸が名前を呼び戸を叩いて訪ねてきた。毎晩続くので、狸が騙そうとしていると考え、ある晩狸の手を鉈で切った。翌朝、落ちた血を伝っていったら、狸が死んでいた。それからその家は貧乏になり、狸の祟りだと言われた。
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ナキゴエ,コドモノレイコン
1929年 愛媛県
昔死亡した子供が放置されていた。盆踊りのころには、川を上下しながらオワーという叫び声が聞こえているのは、子供の霊魂が迷って生みの親を訪ねるとされる。大正三年に京都の高僧が三日三晩の法要をした時だけ、この泣き声がとまった。
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ヤマジョロウ
1964年 愛媛県
山女郎にあってくすぐられたら、笑いが止まらなくなり、やがて死ぬという。
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コウノイケ
1956年 宮城県
昔、一郎二郎三五郎という者が、沼で草を刈っていると二十歳ばかりの美しい娘が出てきて「わたしは大阪の鴻の池の者で、わけあって3年前にここにきた。向こうの様子が知りたいのであなたが上方詣りに行くついでに向こうにいる妹にこの手紙を持っていってくれまいか」と言ったのでひきうけた。娘はお礼に「毎朝米一粒入れてかき回すと昨日使っただけのお金が出てくる」どんぶりをくれた。一郎二郎三五郎は鴻の池(淋しい山の中の沼で故郷のと似ていた)に着いて、娘に言われたとおりポンポンポンと手を3べん打つと、故郷で会った娘と瓜二つの美しい娘が出てきた。一郎二郎三五郎が手紙を渡すとたいそう喜び、すぐに返事を書き「姉に届けてください」と頼み、馬をくれた。故郷に帰り、また沼にいって娘に妹の手紙を渡すと娘は非常に喜んで「あのどんぶりを大切にしてくださいね」と言うと消えていった。ある日隣の慾深かがが(母)がとっていき、一度に米をどっさり入れたので、どんぶりが割れて、二度と金が出なくなってしまった。
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ユウレイ
1995年 愛知県
母と2人暮らしだった勘五郎という少年が田の水を盗んでいたのが噂になった。やがて勘五郎は殺され、母親は死んで幽霊になり、毎晩川端に出るようになった。
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(ゴウリキノオトコ)
1977年 和歌山県
十丈に悪四郎という二十人力の男がいた。毛むくじゃらで、人間かどうかよく分からなかった。悪四郎は力の神である。力を授けて欲しいときは、悪四郎の宮で、五人分の力が欲しいときは一荷の木を一日ずつ五日間、悪四郎の宮に置いてくるという。帰るときは、力が授かっているかどうか確かめるために五荷の木を一度に持ってみるという。
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カッパ
1993年 福井県
三五郎という炭焼きがイッキボウの滝の近くで炭焼きをしていた。子供を連れていたが、ある日子供が滝壷に下りて遊んでいると、カッパが子供を滝の中へ連れて行こうとした。三五郎と妻は乱闘の末、子供を助けた。カッパは蒼白いぬめぬめした体で、頭の上に皿のようなものがあった。
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ダイジャ
1971年 福島県
常豊村に孫四郎淵がある。孫四郎という人が葛藤の根を掘りに行って、遅くなったので淵のそばで寝ていると、大蛇が来て孫四郎をのもうとしたが、刀がひとりでに抜けて蛇と闘った。偶然それを人が見かけ、孫四郎にその刀を売ってくれるように頼んだ。その刀を売ってしまった孫四郎は、翌日は蛇に対抗できず、のまれてしまった。
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シロネズミ
1966年 福島県
天保年間、銀三郎という人がまだ若者だったころ、六部が宿泊した。雪の中を送っていったが、ある場所で見えなくなり、このときから、白ネズミが住むようになった。このネズミは銀三郎が婿に来るときにはいっしょに移ってきた。
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ツキ,サンゾンノミエイ
1937年 秋田県
二十三夜に月が三尊の姿になった。
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キツネ
1974年 岐阜県
飛騨国下岡本村でのこと。コセン小十郎、花里石が谷に孫十郎、浄見寺野にはおみつという狐がいた。孫十郎がいうには、自分は天竺に居た時は文殊キシンといったらしい。
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シャックリ
1998年 静岡
三日間しゃっくりが止まらないと死ぬ。
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