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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ニンジュツツカイ
1974年 愛媛県
白石関五郎という忍術使いがいた。外出からの帰り道に若者たちに池に放り込まれた。しかし、しばらくすると普通に道を歩いていた。不思議に思い尋ねると、若者が悪さをするので石のお地蔵さんに代わってもらったと言ったという。

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カンノンサマ
1931年 岡山県
若者が数日の間一室に篭って彫刻に没頭していたが、時折誰かと話している声がした。依頼した皆足姫が不思議に思って覗いて見ると彫り上げたばかりの仏像と若者が話をしていた。「あっ」と驚いた声で像は倒れ、若者は怒りの形相を浮かべて去ろうとした。皆足姫は若者を追い、どこの人かと尋ねたが「われには生所も住所もない。大和国の長谷寺が仮住まいである」と言って掻き消すように消え去ったという。若者は観音の化身だったといわれている。
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ダイジャ,リュウグウ
1987年 和歌山県
釣りをしていた若者が美しい女につれられて立派な御殿に行った。若者は女と情交を重ね、帰りに鮎をもらった。こんな日が続いたが、ある日女は若者を帰さなくなった。若者の身を案じた家族が探しに行くと、滝壺の中で大蛇に巻かれた若者を見つけた。一同は若者を救う術がないとあきらめて帰った。
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ジャクネンノメン
1974年 東京都
ある者が茶店で水を飲もうとすると、その茶碗の中に若者の顔が映った。不審に思って水を汲みなおしても、また映った。その夜、部屋に若者が現れたが、不審に思って切りつけ追い回すと若者は消えた。次の夜、若者の使いという3人が現れ、「若者は湯治をしている。16日には恨みを晴らす」と言ったので、ある者は切りかかった。すると3人は消えた。後に再び来ることはなかった。
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タタリ
1965年 高知県
宇佐からカツオブシ作りに出稼ぎに来ていた若者が土地の娘と仲良くなったので、土地の若者たちがねたんで簀巻きにして殺してしまった。その後、その若者達に下の病が流行ったので、宇佐の若者のたたりだということになり、延命地蔵を祀った。7月24日は延命地蔵の供養日で、お遍路さんや流れ仏の供養をする。
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ウミナリ
1933年 台湾
1850年ごろ、大安に寄港した船に若者が雇い入れられた。土地の人々は沖遠く船出することを嫌忌しており、若者を止めたが、若者は船に乗り込んだ。若者は海に出ると日増しに恐怖に襲われ、得体の知れない病気に罹り、ついに死んでしまった。その後、若者の望みどおり死体は大安に帰された。若者を待っていた恋人の女は若者の死をしって狂気となり、海に身を投げた。その波紋が沖に広がっていったとき、沖から恐ろしい海鳴が聞こえてくるようになったという。
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カッパ
1987年 岐阜県
河童が道に出てきて悪さをしたが、観音様の石を建てたら悪さをしなくなった。
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イケノヌシ,ダイジャ
1976年 京都府
深泥池の近くに道を横切るように太い丸太が横たわっていたのを若者が蹴飛ばそうとしたところ、丸太はずーっと動いて池に入って行った。池の主だったと気づき若者たちは恐れおののいたという。
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ワカモノ,バチキリ
1929年 青森県
赤い鉢巻をした若者が生魚を買っていった。その夜、銭箱をみると、若者が払ったものは全て木の葉になっていた。そういえば若者の裾から白い尾がちらりとみえていたという。これはばちきりだと言った店の主人は、稲荷さんが山から来てくれたとたいそう喜んだ。
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クビナシジゾウ
1986年 大分県
地蔵が親孝行な若者の身代わりになった。
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イニンビー
1975年 沖縄県
100年くらい前に美しい娘がいて、若者と恋に落ちた。それを島の若者たちに囃したてられた娘は、恥ずかしさと驚きから、崖から落ちて自殺した。それをみた恋人の若者も後を追って自殺した。浮かばれない二人の怨霊が遺念火の由来である。
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(ゾクシン)
1986年 埼玉県
道を歩いていて、前方をいたちが横切ると悪いことがある。
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アカシャグマ
1939年 香川県
若者を雇うものの、毎日遊ばせておくだけで、若者は不審がっていた。ある日村人が死ぬと、その墓を掘り返して、その屍を若者に背負わせて山へ行き、その屍を餌にしてアカシャグマを射たという。
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イヌガミ
1961年 徳島県
犬神にとり憑かれたお石さんという人がいた。先達に祈祷をしてもらうと、お石さんは、合掌したまま、もう悪さをしないと言った。その後、走り出して庭で倒れたお石さんは、正気に戻ったが犬神はまだ去っていなかった。
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キツネ
1961年 千葉県
狐は普通、若者に憑く。若者が寝込んでいる枕元に老人が座り、「ワケエモンに憑かんと、わしにつけ」というと老人に移るという。また、魂3人殺さないうちは、狐が戻らないと言われる。
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ヌマノヌシ
1975年 山形県
若者の笛に魅せられた沼の主と名乗る美少女をふりきって京に出た若者が、数年後に最上川を下っていると、舟が止まって動かない。客が手ぬぐいや笠を川に流すと、若者の笠だけが川底に引き入れられた。若者は娘のしわざと悟り、自ら水に入り沼の方に消えた。
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キツネ
1986年 埼玉県
小鹿野の若者が、怪我をした仲間を見舞いに行った帰りに狐が砂かぶりをしているのを見て石を投げた。狐は逃げ出したが振り返って若者を睨んだので、若者はあかんべーをした。二、三日後、川向こうの仲間の家が狐に荒らされて困っていると聞いて出掛けて見ると、家の者の顔はあかんべーをした時にそっくりの顔をしていた。
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ヤマイヌ
1959年 愛媛県
山犬というものは、連れだった人のうち1人にしか見えないことがあるらしい。30数年前、法印のようなことをする男が若者に「山犬が足元にいる」と言った。だが若者にはどこにいるのか分からなかったと言う。
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イタチ
1952年 長野県
イタチをいじめた若者が歩いていると、後ろから草履の音がしたので逃げた。後を振り向くと恐ろしい仁王様が彼を食うような顔をして立っていた。若者は家へ駆け込んだが死んでしまった。イタチの仕返しだという。
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インマオ
1981年 鹿児島県
インマオは後生からの使いで、犬のような形をしていて、耳は長く垂れ下がっている。死期の近い人の死期を知らせる。夏の夜に浜辺で寝ている若者の体を舌でなめたりする。その若者はやがて死んだという。
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ヘビ,イケノヌシ
1997年 新潟県
産湯を誤って台所に流したので立派な家は土の中に沈んでしまい、その後池に沈んだ城主の奥方は池の主になった。暑いと言った若者にうちに来いと誘った美女がいて、若者は高熱を出した。空が大荒れになると池の主の嫁入りだという。
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ヘビ
1967年 福島県
昔、1人の若者が沼のほとりで休んでいたら、1匹の蛇が現れ若者の歌を聞いているようだった。若者が鎌で蛇を切り殺したところ、蛇は2匹の大蛇になり若者に襲いかかった。鎌で切るほど蛇は増えたが、沼に蛇を投げ込むことができた。すると沼はたちまち大海のように荒れ始めた。家に帰った若者は、まもなく身体中に鱗のようなものができ死んだ。沼はその後田になったが、耕す人は皆身体に鱗のようなものができ死んでしまうので、耕す人もいなくなり、今は蛇塚として残っている。
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