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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

タヌキ
1998年 京都府
ある秋の夜、炭焼きのかまどから白い煙がもくもくと上がっていたので、口からのぞこうとすると、上から頭を押さえつけられた。狸がついたということで、腰のキセルを抜いて煙草を詰め、残り火で火をつけて吸ったら狸は退いたという。

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タヌキ
1993年 岩手県 
お爺さんが薪取りに行くと暗くなった。明かりが見えたので行くと、おばあさんが糸を織っていた。雑炊をごちそうになってタバコを吸い、キセルを囲炉裏に置くと上座の大きな狸の置物がピクピク動く。狸が家とおばあさんに化けていて、キセルを置かれると熱いので動いたのだった。お爺さんは狸を押さえつけた。
類似事例

タヌキ,ヒ
1935年 奈良県
狸が化けて火になる。
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カワテング,テング
1983年 東京都
川で夜に釣りをしている時、キセルでタバコを吸っているとなくなってしまった。天狗にとられたのだという。
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タヌキ
1939年 香川県
背負ってくれ、手を引いてくれと言う狸がいる。砂をかける狸もいる。狸を打とうとすると自分の膝を打つという。また、火を取る狸がいる。
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キツネ
1984年 山梨県
狐は煙草が嫌いだから煙草を吸うと狐に化かされない。
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タヌキ
1975年 愛媛県
七の頭に狸が火を灯すという。
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タヌキ
1958年 徳島県
夜道を歩く際「狸汁を三杯吸うて」といえば狸に化かされない。
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キツネ
1985年 岩手県
田に火を入れた残り火を始末していると、狐にだまされてたくさん残り火があるように見え、そこらじゅう駆け回された。
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タヌキ,イキリョウ
1975年 高知県
ある夜、女房の具合が悪くなり、様子がおかしくなった。押さえつけようとも物凄い力ではね返される。問答のなかで、畑仕事で雇っていた者が狸穴へ火を入れたことが原因だと分かる。女房の布団には狸の毛がついていたので、狸の生霊だったのであろう。
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タヌキ
1959年 愛媛県 高知県
遠くの山に火が見えることがある。これは狸の仕業で、実はすぐ目の前で狸が悪戯をしているのである。また、狸は夜半に来て小屋の戸を叩いたりもする。
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タヌキ
1975年 徳島県
2人の婆さんの間を狸が行ったり来たりして、行った先の婆さんが頭が痛くなる。狸が殺されるとよくなる。狸がヒアカス(火を灯す)のは、狸のヨダレだという。
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タヌキ
1973年 岩手県
狸に化かされるということがある。
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スミカマノカミ
1973年 富山県
炭かまの神は女神なので女がかま場に行くとかまが痛む。
類似事例

スミカマノカミ
1973年 富山県
炭かまの神は女神なので女がかま場に行くとかまが痛む。
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(ゾクシン)
1971年 茨城県
狐は油揚げを持っているとつき易く、煙草を吸うと離れるというので、遠出するときには常に煙草を持つようにした。
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タヌキ
1979年 徳島県
狸に化かされないためには、親指を隠して夜道を通る。狸が来たなと思ったら、袖の下から見ると、狸は逃げるという。狸が提灯に化けることがあるが、提灯の灯を消しに来るともいう。祝言の時、嫁が来る途中で、狸が大きな坊さんに化けたことがある。狸は綺麗な娘に化けるが、必ず足下がぼおっとしているという。
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ヒトダマ
1943年 鹿児島県
屋久島では、人玉は丸い火に尾がついたもので、すーっと飛んでははちょっと退き、また飛んでは退くというふうに進む。
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ナマクビ,バケモノ,サガリ
1989年 長野県
伝助という人が飯田からの帰り道に、上から重いものに頭を押さえつけられた。それはどうも生首のようだった。伝助さんは落ち着いてそこで煙草に火をつけて一服吸った。すると化け物は逃げていった。以来、そこをサガリと呼ぶ。
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ムジナ,タヌキ
1990年 秋田県
くらんさという山にすむ狢(狸)を退治するために、狸の入っている穴らしきものをいぶしていたら、男の人が出て行った。それが狸だったという。
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オクリオオカミ
1981年 和歌山県
人の後を狼がつけてくるときは、一服しようと言って腰掛けて煙草を吸い、「ごくろうさん、もういいよ」と言えばついてこなくなる。
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タヌキ
1981年 和歌山県
狸には穴にすむ狸と野に棲む狸がいて、人を化かすのは前者。
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