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番号 2400105

呼称(ヨミ) キツネツキ
呼称(漢字) 狐つき

執筆者 高田十郎

論文名 西播の狐憑

書名・誌名 民族と歴史
巻・号/通巻・号 8巻1号
発行所 日本学術普及会
発行年月日 T11年7月1日
発行年(西暦) 1922年
開始頁 268
終了頁 271

掲載箇所・開始頁 268
掲載箇所・終了頁 269

話者(引用文献)

地域(都道府県名) 兵庫県
地域(市・郡名) 赤穂市
地域(区町村名)

要約 狐がついた事例は明治20年ごろにあった。3、40歳の男が狐につままれて家出したのを、村人が捜索した。その人は木陰に蹲っていたが、目はつり上がり、手足も縮まって狐の形に似ていた。家に帰ってからはいわゆる狐憑きになって、油揚げや豆腐ならばいくらでも食べた。その人の父が狐を攻めて、出ねば捻り殺すというと狐は瘤の形になり手先に進んで行った。指先に追い詰められ、男は「出る出る」と連呼しながら倒れ、手の瘤は消えていた。その後3日寝つづけて、1ヶ月はぼんやりしていたという。
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