河童，１１２の小児 | カッパ，ジュウイチニノショウニ

■	番号	0450144

■	呼称（ヨミ）	カッパ，ジュウイチニノショウニ
■	呼称（漢字）	河童，１１２の小児

■	執筆者	長沢利明

■	論文名	河童の膏薬

■	書名・誌名	甲斐路
■	巻・号／通巻・号	第72号
■	発行所	山梨郷土研究会
■	発行年月日	H3年8月10日
■	発行年（西暦）	1991年
■	開始頁	1
■	終了頁	10

■	掲載箇所・開始頁	3
■	掲載箇所・終了頁

■	話者（引用文献）	（『裏見寒話』）

■	地域（都道府県名）	山梨県
■	地域（市・郡名）	韮崎市
■	地域（区町村名）	藤井町

■	要約	下條村に切疵の薬を売る農家があった。その父が師走の末に釜無河原を通ると11、2なる子が馬の尾に縋っているのでそこをどけというが、聞かないので山刀を抜いて切るまねをするとたちまち消えてしまった。宿へ帰って馬を洗おうとすると、尾房を猿の腕のようなものが掴んであった。その翌朝戸外に小供の声がして、主人を呼ぶ。戸を開けると112の小児がいて平伏し、私は釜無川の河童だが、腕を接ぐ妙薬があるから腕を返して欲しいという。河童はその薬方と腕を交換して帰った。これが国中に名高い下條の切疵の薬である。類似事例

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