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番号 C3820147-000

呼称(ヨミ) キツネ
呼称(漢字)

執筆者 秋田忠俊

論文名 第十章 第一節:三 愛媛の伝説

書名・誌名 愛媛県史
巻・号/通巻・号 民俗下巻
発行所 愛媛県
発行年月日 S59年3月31日
発行年(西暦) 1984年
開始頁 581
終了頁 654

掲載箇所・開始頁 583
掲載箇所・終了頁 584

話者(引用文献) 「松山のむかし話伝説」

地域(都道府県名) 愛媛県
地域(市・郡名)
地域(区町村名)

要約 化け物が化けて河野通直の妻が二人になってしまった。どちらが本物か分からずにいたが、食事をしているときに耳が動いたので拷問すると、老狐の姿を現した。殺そうとした時、四国中の狐がやって来た。この狐は貴狐明神の末稲荷の使者長狐であり、日本一の狐の頭である。これを殺すと大災が起こり、また長狐が我等の師匠でもあるので、助けてほしいと訴えた。助けてくれるなら四国を避け、妨害もしないと言う。通直はこれを聞き届けて放してやると、狐たちは皆四国から逃げ去って行った。
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