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番号 2400098

呼称(ヨミ) キツネモチ,キツネ,チュウギヤクロウ
呼称(漢字) 狐持,狐,抽木彌九郎

執筆者 千代延春楊

論文名 山陰西部地方の憑物雑話―とうびょう,狐蠱,憑狐伝説,犬神―

書名・誌名 民族と歴史
巻・号/通巻・号 8巻1号/通巻43号
発行所 日本学術普及会
発行年月日 T11年7月1日
発行年(西暦) 1922年
開始頁 262
終了頁 267

掲載箇所・開始頁 264
掲載箇所・終了頁 265

話者(引用文献)

地域(都道府県名) 島根県
地域(市・郡名)
地域(区町村名)

要約 柚木弥九郎という百姓が、庄屋や蔵元の不正を上書した。調べに来た役人の1人は狐持で狐を使って弥九郎に口をきかせず炮烙の刑に陥れた。各戸に燃料の割木が課せられたが、N家のみは思い応じなかった。翌年大火事があり、彼に善意を持った者以外全焼した。村が霧に包まれた年はN家の谷あいだけ農作物が良く出来た。刑場で弥九郎に「おまえも一通りの悪党だ」と言った某は、弥九郎に火の中から「御礼に行くから忘れるな」と言われ、その夜に炉中に倒れて焼死した。屋根の上では笑声がしたという。
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